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Ruby - 定数

const_set

コンストセット(モジュールと名前空間

意味 動的に定数を定義するメソッド


const_setとは?

const_setは、Rubyで動的に定数を定義するためのメソッドです。クラスやモジュールに対して使用し、第一引数に定数名をシンボルまたは文字列で、第二引数に定数の値を指定します。これを使うと、プログラムの実行時に新しい定数を作成したり、既存の定数を変更したりできます。

const_setの具体的な使い方

動的な定数定義の例

class Product
end

# 動的に定数を定義
Product.const_set(:CATEGORIES, ["電子機器", "書籍", "衣類"])
Product.const_set(:TAX_RATE, 0.1)

# 定義した定数を使用
puts "商品カテゴリ:"
Product::CATEGORIES.each { |category| puts "- #{category}" }

puts "\n消費税率: #{Product::TAX_RATE * 100}%"

# 定数の値を変更(注意: 通常は推奨されません)
Product.const_set(:TAX_RATE, 0.08)
puts "新しい消費税率: #{Product::TAX_RATE * 100}%"

👇出力結果

商品カテゴリ:
- 電子機器
- 書籍
- 衣類

消費税率: 10%
新しい消費税率: 8%

この例では、Productクラスに対してconst_setを使用して、CATEGORIESとTAX_RATEという2つの定数を動的に定義しています。その後、定義した定数を使用して商品カテゴリと消費税率を表示しています。最後に、TAX_RATEの値を変更していますが、これは一般的には推奨されない操作です。

const_setに関するよくある質問

Q. const_setの利点は?
A. const_setを使うと、プログラムの実行時に動的に定数を定義できます。これは設定ファイルから値を読み込む場合や、実行時の条件に基づいて定数を設定する場合などに便利です。
Q. 既存の定数を変更できる?
A. 通常、Rubyでは定数を再定義しようとすると警告が発生します。しかし、const_setを使用すると、既存の定数も上書きできます。ただし、これは一般的にはよい習慣とは見なされません。

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