begin
ビギン(例外処理)
意味 例外処理の開始
beginとは?
beginは、例外が発生する可能性のあるコードブロックを定義するために使用するキーワードです。このブロック内でエラーが発生した場合、対応するrescueブロックで捕捉できます。
beginの具体的な使い方
複数の例外を処理する例外処理
begin
# 例外が発生する可能性のあるコード
random_number = rand(3)
case random_number
when 0
1 / 0 # ZeroDivisionError
when 1
[].fetch(5) # IndexError
when 2
Integer('abc') # ArgumentError
end
rescue ZeroDivisionError
puts "0での除算が行われました"
rescue IndexError
puts "配列の範囲外にアクセスしました"
rescue ArgumentError
puts "不正な引数が渡されました"
end
👇出力結果
0での除算が行われました
この例では、複数の種類の例外を処理する方法を示しています。beginブロック内でランダムに異なる例外を発生させ、それぞれの例外に対して適切なrescue節で処理を行っています。これにより、発生する可能性のある様々な例外に対して、個別に対応することができます。
ensure節を使用した例外処理
file = nil
begin
file = File.open('example.txt', 'w')
file.write('Hello, World!')
1 / 0 # 意図的に例外を発生させる
rescue ZeroDivisionError
puts "エラーが発生しましたが、ファイルは正常に書き込まれています"
ensure
file.close if file
puts "ファイルが正常にクローズされました"
end
👇出力結果
エラーが発生しましたが、ファイルは正常に書き込まれています
ファイルが正常にクローズされました
この例では、ensure節を使用して、例外の発生有無に関わらず必ず実行される処理を記述しています。ファイルの操作を行う際に、例外が発生してもファイルを確実にクローズするために使用されます。これにより、リソースの適切な解放を保証することができます。
beginに関するよくある質問
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