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Ruby - 例外の捕捉と発生

fail

フェイル(例外処理

意味 raiseのエイリアス


failとは?

failは、raiseメソッドの別名(エイリアス)です。意図的に例外を発生させる際に使用できます。raiseと同じ機能を持ち、使い方も同じですが、一般的にはraiseの方がよく使われます。

failの具体的な使い方

failを使用した例外の発生

def divide(a, b)
  fail "ゼロによる除算は許可されていません" if b == 0
  a / b
end

begin
  result = divide(10, 0)
rescue StandardError => e
  puts "エラーが発生しました: #{e.message}"
else
  puts "結果: #{result}"
end

👇出力結果

エラーが発生しました: ゼロによる除算は許可されていません

この例では、divide関数内でbが0の場合に例外を発生させています。divide(10, 0)を呼び出すと、「ゼロによる除算は許可されていません」というエラーメッセージが表示されます。failはraiseのエイリアスであり、同じように機能します。

failでのカスタム例外の使用

class TemperatureError < StandardError; end

def check_temperature(temp)
  fail TemperatureError, "温度が高すぎます" if temp > 100
  fail TemperatureError, "温度が低すぎます" if temp < 0
  puts "温度は正常範囲内です: #{temp}度"
end

begin
  check_temperature(150)
rescue TemperatureError => e
  puts "警告: #{e.message}"
end

👇出力結果

警告: 温度が高すぎます

この例では、カスタム例外TemperatureErrorを定義し、温度が特定の範囲外の場合にこの例外を発生させています。温度が100度を超える値を渡すと、適切な警告メッセージが表示されます。

failに関するよくある質問

Q. failとraiseの違いは?
A. failはraiseのエイリアスであり、機能的には全く同じです。使い方も同じですが、一般的にはraiseの方がよく使われます。
Q. failを使うべき状況はありますか?
A. failとraiseは同じ機能を持つため、使い分ける必要はありません。コーディングスタイルや個人の好みによって選択できます。
Q. failでカスタム例外を発生させられる?
A. はい、raiseと同様に、failでもカスタム例外を発生させることができます。例: fail MyCustomError, "カスタムエラーメッセージ"

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