Dir.mkdir

ディレクトリ・ミケーディーアール（入出力）

意味新しいディレクトリ作成

Dir.mkdirとは？

Dir.mkdirメソッドは、新しいディレクトリ（フォルダ）を作成するためのメソッドです。指定したパスに新しいディレクトリを作成します。

Dir.mkdirの具体的な使い方

基本的なディレクトリ作成

new_dir = 'new_project'

begin
  Dir.mkdir(new_dir)
  puts "#{new_dir}ディレクトリを作成しました"
rescue Errno::EEXIST
  puts "#{new_dir}ディレクトリは既に存在します"
end

# ディレクトリ内にファイルを作成
File.write(File.join(new_dir, 'README.md'), '# 新しいプロジェクト\nここにプロジェクトの説明を書きます。')

puts "作成されたファイル:"
puts Dir.glob(File.join(new_dir, '*'))

👇出力結果

new_projectディレクトリを作成しました
作成されたファイル:
new_project/README.md

この例では、'new_project'という名前の新しいディレクトリを作成します。既に同名のディレクトリが存在する場合のエラーハンドリングも行っています。さらに、作成したディレクトリ内にREADME.mdファイルを作成し、最後にディレクトリ内のファイル一覧を表示します。これにより、Dir.mkdirの基本的な使用方法と、作成したディレクトリの活用例を示しています。

パーミッションを指定したディレクトリ作成

require 'fileutils'

new_dir = 'secure_data'

begin
  Dir.mkdir(new_dir, 0700)  # 所有者のみread/write/execute可能
  puts "#{new_dir}ディレクトリを作成しました（パーミッション: 700）"

  # パーミッションの確認
  puts "実際のパーミッション: #{sprintf('%o', File.stat(new_dir).mode & 0777)}"

  # ディレクトリ内にファイルを作成
  File.write(File.join(new_dir, 'secret.txt'), '秘密のデータ')

  # 安全な削除
  FileUtils.rm_rf(new_dir)
  puts "#{new_dir}ディレクトリを削除しました"
rescue Errno::EEXIST
  puts "#{new_dir}ディレクトリは既に存在します"
end

👇出力結果

secure_dataディレクトリを作成しました（パーミッション: 700）
実際のパーミッション: 700
secure_dataディレクトリを削除しました

この例では、'secure_data'という名前の新しいディレクトリを作成し、パーミッションを700（所有者のみread/write/execute可能）に設定しています。作成後、実際のパーミッションを確認し、ディレクトリ内にファイルを作成します。最後に、FileUtils.rm_rfを使用してディレクトリを安全に削除します。これにより、Dir.mkdirでのパーミッション設定と、セキュアなディレクトリ操作の例を示しています。

Dir.mkdirに関するよくある質問

Q. 既存のディレクトリは上書きされる？

A. いいえ、既に同名のディレクトリが存在する場合、Errno::EEXISTエラーが発生します。上書きではなく、エラーハンドリングが必要です。

Q. パーミッションは設定できる？

A. Dir.mkdirの第二引数でパーミッションを指定できます。例: Dir.mkdir('new_folder', 0755) ただし、システムのumaskの影響を受けることに注意してください。

Q. サブディレクトリも同時に作成できる？

A. Dir.mkdirは一度に1つのディレクトリしか作成できません。複数の階層を一度に作成するにはFileUtils.mkdir_pを使用します。

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