allow

アラウ（テスト）

意味スタブの設定を許可する

allowとは？

RSpecで使用されるメソッドで、テストダブルやモックオブジェクトに対して、特定のメソッド呼び出しを許可し、その戻り値を設定します。テストの中で特定の振る舞いをシミュレートするのに役立ちます。

allowの具体的な使い方

メソッドの戻り値を動的に変更

describe 'WeatherForecast' do
  it '天気予報の取得をシミュレート' do
    weather_service = double('WeatherService')
    allow(weather_service).to receive(:forecast).and_return('晴れ', '雨', '曇り')
    
    expect(weather_service.forecast).to eq('晴れ')
    expect(weather_service.forecast).to eq('雨')
    expect(weather_service.forecast).to eq('曇り')
  end
end

👇出力結果

期待通りテストがパスします

この例では、weather_serviceのforecastメソッドが呼び出されるたびに異なる天気を返すようにallowを使用しています。これにより、外部サービスに依存せずに様々なシナリオをテストできます。

特定の引数に対する戻り値の設定

describe 'Calculator' do
  it '計算機の振る舞いをシミュレート' do
    calculator = double('Calculator')
    allow(calculator).to receive(:add).with(1, 2).and_return(3)
    allow(calculator).to receive(:add).with(10, 20).and_return(30)
    
    expect(calculator.add(1, 2)).to eq(3)
    expect(calculator.add(10, 20)).to eq(30)
  end
end

👇出力結果

期待通りテストがパスします

この例では、calculatorのaddメソッドが特定の引数で呼び出されたときの戻り値を設定しています。withメソッドを使用することで、引数に応じて異なる振る舞いを定義できます。

allowに関するよくある質問

Q. allowとは何ですか？

A. allowは、テストダブルやモックオブジェクトに対して、特定のメソッド呼び出しを許可し、その戻り値を設定するためのRSpecのメソッドです。

Q. allowとexpectの違いは何ですか？

A. allowはメソッド呼び出しを許可するだけですが、expectはメソッドが実際に呼び出されることを期待します。allowは振る舞いの設定、expectは検証に使用されます。

Q. allowの後によく使うメソッドは？

A. receive、to_receive、and_return、and_raise、with などがよく使われます。これらを組み合わせて、メソッドの振る舞いを詳細に設定できます。

allowが学べる書籍の紹介

「プログラミング単語帳」を使って、プログラミングの単語を英単語のように学習してみませんか？
プログラミング単語帳には、Rubyのallowやassert_equal、not_to、assert、などのような実務でよく使われる単語が数百以上収録されています。
この書籍には、プログラミングの単語の意味や読み方、単語の使い方がわかる例文などが掲載されており、いつでもどこでもプログラミングの学習ができます。

よく使われる単語にだけ絞って学習することができるので、効率的にプログラミングが学習できます。