before

ビフォー（テスト）

意味テストの前処理を定義

beforeとは？

beforeはRSpecで使用されるメソッドで、テストケースの実行前に行う共通の準備作業を定義します。各テストの前に自動的に実行される処理を指定することができます。

beforeの具体的な使い方

テスト前の共通処理設定例

require 'rspec'

class User
  attr_reader :name

  def initialize(name)
    @name = name
  end
end

RSpec.describe User do
  before do
    @user = User.new('テストユーザー')
  end

  it 'ユーザー名が正しく設定されていること' do
    expect(@user.name).to eq('テストユーザー')
  end

  it 'ユーザーが正しく初期化されていること' do
    expect(@user).to be_an_instance_of(User)
  end
end

👇出力結果

Finished in 0.00456 seconds (files took 0.12345 seconds to load)
2 examples, 0 failures

この例では、beforeブロック内で@userインスタンス変数にテストユーザーを作成して代入しています。これにより、すべてのテストケースで同じユーザーインスタンスを使用することができます。各テストケースでは、このインスタンスを使って異なる側面をテストしています。

beforeに関するよくある質問

Q. beforeとbefore(:each)の違いは？

A. beforeとbefore(:each)は同じ動作をします。各テストケース（example）の前に実行されます。一方、before(:all)はテストグループ全体で一度だけ実行されます。

Q. beforeブロック内で定義した変数のスコープは？

A. beforeブロック内で定義したインスタンス変数（@で始まる変数）は、そのテストグループ内のすべてのテストケースで利用可能です。ローカル変数は利用できません。

Q. 複数のbeforeブロックは使えますか？

A. はい、複数のbeforeブロックを使用できます。それらは定義された順序で実行されます。また、ネストされたコンテキスト内でも追加のbeforeブロックを定義できます。

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