method_missing

メソッド・ミッシング（メタプログラミング）

意味未定義メソッド呼び出し時の処理

method_missingとは？

method_missingは、Rubyで未定義のメソッドが呼び出されたときに自動的に実行されるメソッドです。これを利用することで、動的にメソッドを処理したり、エラーを柔軟に扱ったりすることができます。

method_missingの具体的な使い方

動的メソッド処理の例

class DynamicGreeter
  def method_missing(name, *args)
    if name.to_s.start_with?("say_hello_to_")
      person = name.to_s.sub(/^say_hello_to_/, '')
      puts "Hello, #{person.capitalize}!"
    else
      super
    end
  end
end

greeter = DynamicGreeter.new
greeter.say_hello_to_alice
greeter.say_hello_to_bob

👇出力結果

Hello, Alice!
Hello, Bob!

この例では、DynamicGreeterクラスでmethod_missingを定義しています。'say_hello_to_'で始まる未定義のメソッドが呼び出されると、そのメソッド名から人名を抽出して挨拶を生成します。存在しないメソッドを呼び出しても、動的に対応できることがわかります。

method_missingに関するよくある質問

Q. method_missingとは何ですか？

A. method_missingは、Rubyで未定義のメソッドが呼び出されたときに自動的に実行されるメソッドです。これを利用することで、動的にメソッドを処理したり、エラーを柔軟に扱ったりすることができます。

Q. なぜmethod_missingを使うのですか？

A. method_missingを使用する主な理由は、動的なメソッド定義や柔軟なエラー処理を行うためです。例えば、メソッド名に基づいて動的に処理を行ったり、存在しないメソッドの呼び出しを別の方法で処理したりすることができます。

Q. method_missingの注意点は？

A. method_missingを使用する際は、無限ループに陥らないよう注意が必要です。また、パフォーマンスに影響を与える可能性があるため、頻繁に呼び出されるメソッドでの使用は避けるべきです。さらに、明示的なメソッド定義よりも優先度が低いため、意図しない動作を引き起こす可能性があります。

method_missingが学べる書籍の紹介

「プログラミング単語帳」を使って、プログラミングの単語を英単語のように学習してみませんか？
プログラミング単語帳には、Rubyのmethod_missingやmethod_undefined、class_eval、instance_eval、などのような実務でよく使われる単語が数百以上収録されています。
この書籍には、プログラミングの単語の意味や読み方、単語の使い方がわかる例文などが掲載されており、いつでもどこでもプログラミングの学習ができます。

よく使われる単語にだけ絞って学習することができるので、効率的にプログラミングが学習できます。