class_eval

クラス・イーバル（メタプログラミング）

意味クラス定義を動的に変更

class_evalとは？

class_evalは、既存のクラスに対して動的にメソッドや属性を追加するためのメソッドです。クラス定義を実行時に変更できるため、メタプログラミングで頻繁に使用されます。

class_evalの具体的な使い方

クラスに動的にメソッドを追加する例

class Person
end

Person.class_eval do
  def greet(name)
    puts "こんにちは、#{name}さん！私は#{self.class}です。"
  end
end

person = Person.new
person.greet("田中")

👇出力結果

こんにちは、田中さん！私はPersonです。

この例では、Personクラスにclass_evalを使用して動的にgreetメソッドを追加しています。greetメソッドは、引数で渡された名前に挨拶するメッセージを出力します。

既存のクラスにクラスメソッドを追加する例

String.class_eval do
  def self.reverse_and_capitalize(str)
    str.reverse.capitalize
  end
end

result = String.reverse_and_capitalize("ruby")
puts result

👇出力結果

Ybur

この例では、組み込みクラスのStringに対してclass_evalを使用して、クラスメソッドreverse_and_capitalizeを動的に追加しています。このメソッドは文字列を逆順にして、最初の文字を大文字にします。

class_evalに関するよくある質問

Q. class_evalとinstance_evalの違いは？

A. class_evalはクラスに対して評価を行い、インスタンスメソッドを定義します。一方、instance_evalは特定のオブジェクトに対して評価を行い、そのオブジェクトの特異メソッドを定義します。

Q. class_evalはどんな時に使うべき？

A. 既存のクラスに動的にメソッドや属性を追加したい場合に使います。特にライブラリの拡張やメタプログラミングで頻繁に使用されます。

Q. class_evalの危険性は？

A. 既存のクラスを変更するため、予期せぬ副作用を引き起こす可能性があります。使用する際は慎重に行い、影響範囲を十分に考慮する必要があります。

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