extended

エクステンデッド（メタプログラミング）

意味モジュールがextendされた時のフック

extendedとは？

extendedは、モジュールが他のオブジェクトにextendされた時に自動的に呼び出されるメソッドです。これを使うと、モジュールがextendされた際に特定の処理を実行できます。

extendedの具体的な使い方

モジュールのextendフックを使用してメソッドを追加する例

module Loggable
  def self.extended(base)
    def base.log(message)
      puts "[#{Time.now}] #{self}: #{message}"
    end
  end
end

class APIClient
  extend Loggable
end

APIClient.log("APIリクエストを送信しました")

👇出力結果

[2023-06-12 10:35:22 +0900] APIClient: APIリクエストを送信しました

この例では、Loggableモジュールのextendedフックを使用して、extendしたクラスにlogメソッドを動的に追加しています。このメソッドは、現在時刻とクラス名を含むフォーマットでメッセージをログ出力します。

モジュールのextendフックを使用してDSLを構築する例

module ConfigDSL
  def self.extended(base)
    base.instance_variable_set(:@config, {})
  end

  def set(key, value)
    @config[key] = value
  end

  def get(key)
    @config[key]
  end

  def configure
    yield self
  end
end

class App
  extend ConfigDSL
end

App.configure do |config|
  config.set :database, "mysql2"
  config.set :host, "localhost"
end

puts "データベース: #{App.get(:database)}"
puts "ホスト: #{App.get(:host)}"

👇出力結果

データベース: mysql2
ホスト: localhost

この例では、ConfigDSLモジュールのextendedフックを使用して、簡単な設定用DSL（ドメイン特化言語）を構築しています。Appクラスに設定を保存・取得するためのメソッドが追加され、直感的な方法で設定を行えるようになります。

extendedに関するよくある質問

Q. extendedとincludedの違いは？

A. extendedはモジュールがクラスやオブジェクトにextendされた時に呼ばれ、includedはモジュールがクラスにincludeされた時に呼ばれます。extendはクラスメソッドを追加し、includeはインスタンスメソッドを追加します。

Q. extendedの一般的な使用例は？

A. モジュールがextendされた時に、クラスメソッドの追加や特別な初期化処理を行うために使用されます。例えば、DSL（ドメイン特化言語）の構築時によく利用されます。

Q. extendedメソッドの引数baseとは？

A. baseは、モジュールがextendされたクラスまたはオブジェクトを指します。この引数を通じて、extend先の情報にアクセスし、必要な処理を行うことができます。

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