inherited

インヘリテッド（メタプログラミング）

意味クラスが継承された時のフック

inheritedとは？

inheritedは、クラスが他のクラスに継承された時に自動的に呼び出されるメソッドです。これを使うと、クラスが継承された際に特定の処理を実行できます。

inheritedの具体的な使い方

継承の検知と制御

class ParentClass
  def self.inherited(subclass)
    puts "#{self} が #{subclass} に継承されました"
    if subclass.name.include?('Forbidden')
      raise "#{subclass} による継承は許可されていません"
    end
  end
end

class ChildClass < ParentClass
end

begin
  class ForbiddenClass < ParentClass
  end
rescue => e
  puts e.message
end

👇出力結果

ParentClass が ChildClass に継承されました
ParentClass が ForbiddenClass に継承されました
ForbiddenClass による継承は許可されていません

この例では、ParentClassが継承された際に通知を出し、特定の名前（この場合は'Forbidden'を含む名前）のクラスによる継承を禁止しています。通常の継承は許可され、禁止された継承は例外を発生させます。

inheritedに関するよくある質問

Q. inheritedメソッドの用途は？

A. inheritedメソッドは、クラスが継承された時に自動的に呼び出されるフックメソッドです。これを使用することで、クラスが継承された際に特定の処理を実行したり、継承の監視や制御を行ったりすることができます。

Q. inheritedはどこで定義する？

A. inheritedメソッドは、継承元となるクラス（親クラス）で定義します。クラスメソッドとして定義するため、self.inheritedという形で記述します。

Q. 継承を禁止するには？

A. inheritedメソッド内で例外を発生させることで、クラスの継承を禁止することができます。例えば、'raise "This class cannot be inherited"'のようにすると、そのクラスを継承しようとした際にエラーが発生します。

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