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Ruby - スレッド

Thread.new

スレッド・ニュー(並行処理と並列処理

意味 新しいスレッドを作成


Thread.newとは?

Thread.newは、Rubyで新しいスレッドを作成するためのメソッドです。このメソッドを使うと、メインの処理と並行して別の処理を実行できるようになります。

Thread.newの具体的な使い方

Thread.newを使った非同期処理

def download_file(file_name)
  puts "#{file_name}のダウンロードを開始します。"
  sleep(2)  # ダウンロード処理をシミュレート
  puts "#{file_name}のダウンロードが完了しました。"
end

puts "ダウンロードを開始します。"

thread1 = Thread.new { download_file("ファイル1") }
thread2 = Thread.new { download_file("ファイル2") }

puts "他の処理を実行中..."

thread1.join
thread2.join

puts "全てのダウンロードが完了しました。"

👇出力結果

ダウンロードを開始します。
ファイル1のダウンロードを開始します。
ファイル2のダウンロードを開始します。
他の処理を実行中...
ファイル1のダウンロードが完了しました。
ファイル2のダウンロードが完了しました。
全てのダウンロードが完了しました。

この例では、Thread.newを使用して2つのファイルを非同期でダウンロードするシミュレーションを行っています。メインスレッドは他の処理を続行しながら、バックグラウンドでダウンロードが進行します。joinメソッドを使用して、全てのダウンロードが完了するのを待っています。

Thread.newに関するよくある質問

Q. Thread.newの引数は何ですか?
A. Thread.newは、ブロックまたはProcオブジェクトを引数として受け取ります。この引数が新しいスレッドで実行される処理となります。また、追加の引数を渡すこともでき、これらはブロック内で使用できます。
Q. スレッドの終了はどう確認する?
A. スレッドの終了を確認するには、joinメソッドを使用します。joinを呼び出すと、そのスレッドが終了するまで待機します。また、aliveメソッドを使用してスレッドが実行中かどうかを確認することもできます。
Q. 例外処理はどうすればいいの?
A. Thread.newで作成したスレッド内で発生した例外は、そのスレッド内でキャッチしない限り、メインスレッドには伝播しません。スレッド内で例外を適切に処理するか、Thread#valueやThread#joinを使用して例外を検出し、メインスレッドで処理する必要があります。

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