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Ruby - スレッド

join

ジョイン(並行処理と並列処理

意味 スレッドの終了を待つ


joinとは?

joinメソッドは、Threadクラスのインスタンスメソッドで、呼び出されたスレッドの実行が終了するまで待機します。これにより、複数のスレッドの同期を取ることができます。

joinの具体的な使い方

複数スレッドの同期

def download_file(file_name)
  puts "#{file_name}のダウンロードを開始"
  sleep(rand(1..3))  # ダウンロードに1〜3秒かかると仮定
  puts "#{file_name}のダウンロードが完了"
end

threads = []
files = ['画像1.jpg', '画像2.jpg', '画像3.jpg']

files.each do |file|
  threads << Thread.new { download_file(file) }
end

threads.each(&:join)

puts "全てのファイルのダウンロードが完了しました"

👇出力結果

画像1.jpgのダウンロードを開始
画像2.jpgのダウンロードを開始
画像3.jpgのダウンロードを開始
画像2.jpgのダウンロードが完了
画像1.jpgのダウンロードが完了
画像3.jpgのダウンロードが完了
全てのファイルのダウンロードが完了しました

この例では、複数のファイルを並行してダウンロードするシミュレーションを行っています。各ファイルのダウンロードは別々のスレッドで行われ、すべてのスレッドのjoinメソッドを呼び出すことで、全てのダウンロードが完了するまで待機しています。

joinに関するよくある質問

Q. joinメソッドの役割は?
A. joinメソッドは、呼び出されたスレッドの実行が終了するまで待機する役割があります。これにより、複数のスレッドの同期を取ることができます。
Q. joinを使わないとどうなる?
A. joinを使わないと、メインスレッドが他のスレッドの終了を待たずに処理を続行してしまい、意図しない結果になる可能性があります。
Q. joinにタイムアウトは設定できる?
A. はい、joinメソッドには引数でタイムアウト時間を秒単位で指定できます。例:thread.join(5)とすると、5秒待っても終了しない場合はnilを返します。

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