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Ruby - ファイバー

Fiber.yield

ファイバー・イールド(並行処理と並列処理

意味 Fiberの実行を一時停止する


Fiber.yieldとは?

Fiber.yieldは、現在実行中のFiberの処理を一時停止し、Fiberを作成したスコープに制御を戻すメソッドです。引数を指定すると、その値がFiber#resumeの戻り値となります。

Fiber.yieldの具体的な使い方

Fiberの一時停止と再開

f = Fiber.new do
  puts "Start"
  x = Fiber.yield "Paused"
  puts "Resumed with #{x}"
end

result = f.resume
puts result
f.resume("Hello")

👇出力結果

実行結果:
Start
Paused
Resumed with Hello

この例では、Fiberを作成し、実行を開始します。「Start」を出力した後、Fiber.yieldで一時停止し、「Paused」を返します。次のresumeで「Hello」を渡すと、Fiberが再開され、「Resumed with Hello」が出力されます。

Fiber.yieldに関するよくある質問

Q. Fiber.yieldの戻り値は?
A. Fiber.yieldの戻り値は、Fiber#resumeに渡された引数になります。例えば、f.resume("Hello")でFiberを再開した場合、Fiber.yieldの戻り値は"Hello"になります。
Q. Fiber.yieldとreturnの違いは?
A. Fiber.yieldはFiberの実行を一時停止し、後で再開できますが、returnはFiberの実行を完全に終了させます。Fiber.yieldを使うと、複数回の停止と再開が可能です。
Q. Fiberのメリットは何ですか?
A. Fiberは軽量な協調的マルチタスクを実現できます。スレッドよりもオーバーヘッドが少なく、明示的に制御を移譲するため、複雑な同期機構が不要です。イテレータやジェネレータの実装に適しています。

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