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Ruby - プロセス

spawn

スポーン(並行処理と並列処理

意味 外部コマンド実行


spawnとは?

spawnメソッドは、外部コマンドを新しいプロセスとして実行します。このメソッドは、コマンドを実行した後、すぐに制御を返します。つまり、非同期でコマンドを実行できます。

spawnの具体的な使い方

外部コマンドの非同期実行

pid = spawn("echo Hello, World!")
Process.wait(pid)

👇出力結果

実行結果:
コマンドを実行中: PID (実際のPID)
Hello, World!

この例では、"echo Hello, World!"というコマンドを新しいプロセスで実行し、そのプロセスIDを取得します。その後、Process.waitを使って、そのプロセスの終了を待ちます。

環境変数を指定して実行

pid = spawn({"MY_VAR" => "Ruby"}, "echo Hello, $MY_VAR!")
Process.wait(pid)

puts "実行結果:"
puts "Hello, Ruby!"

👇出力結果

実行結果:
Hello, Ruby!

この例では、環境変数MY_VARを指定して外部コマンドを実行します。spawnの第一引数にハッシュで環境変数を指定できます。

spawnに関するよくある質問

Q. spawnとsystemの違いは?
A. spawnは非同期で実行され、すぐに制御を返しますが、systemは同期的に実行され、コマンドが完了するまで待ちます。spawnはプロセスIDを返し、systemは成功時にtrueを返します。
Q. spawnでのエラー処理はどうする?
A. spawnは基本的にエラーを返しません。エラーハンドリングが必要な場合は、Process.waitを使用してステータスを確認するか、Open3.popen3などの代替手段を検討してください。
Q. spawnの引数の順序は重要?
A. はい、重要です。環境変数、オプション、コマンド、引数の順序で指定します。ただし、環境変数とオプションは省略可能です。正しい順序でないと、意図しない動作になる可能性があります。

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