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Ruby - ミューテックスと同期プリミティブ

Mutex

ミューテックス(並行処理と並列処理

意味 排他制御のための機構


Mutexとは?

Mutexは、複数のスレッドが同時に同じリソースにアクセスすることを防ぐための同期機構です。これにより、データの整合性を保ち、競合状態を避けることができます。

Mutexの具体的な使い方

Mutexを使った複数スレッドの同期

require 'thread'

counter = 0
mutex = Mutex.new
threads = []

5.times do
  threads << Thread.new do
    100.times do
      mutex.synchronize do
        counter += 1
      end
    end
  end
end

threads.each(&:join)
puts "最終的なカウンター値: #{counter}"

👇出力結果

最終的なカウンター値: 500

この例では、5つのスレッドが同時に動作し、各スレッドが共有変数counterを100回インクリメントします。Mutexを使用することで、counterへのアクセスを排他制御し、正確な結果を得ることができます。

Mutexに関するよくある質問

Q. Mutexはなぜ必要?
A. Mutexは、複数のスレッドが同時に同じリソースにアクセスすることを防ぎ、データの整合性を保つために必要です。これにより、競合状態や予期しない結果を避けることができます。
Q. Mutexを使わないとどうなる?
A. Mutexを使わずに複数のスレッドが同じリソースに同時アクセスすると、データの競合が発生し、予期しない結果や不整合な状態になる可能性があります。
Q. Mutexのデメリットは?
A. Mutexの使用はパフォーマンスにわずかなオーバーヘッドを加える可能性があります。また、不適切な使用(デッドロックなど)によってプログラムが正しく動作しなくなる可能性もあります。

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