YAML
ヤムル(標準ライブラリ)
意味 人間にやさしい設定ファイル形式
YAMLとは?
YAMLは、YAML Ain't Markup Languageの略で、人間が読み書きしやすいデータシリアライゼーション形式です。設定ファイルやデータ保存によく使われます。インデントを使って階層構造を表現し、キーと値のペアでデータを記述します。
YAMLの具体的な使い方
YAMLデータの生成例
require 'yaml'
# ハッシュを作成
data = {
fruits: ['りんご', 'バナナ', 'オレンジ'],
count: 3,
details: {
color: '混合',
type: '果物'
}
}
# ハッシュをYAML形式に変換
yaml_string = YAML.dump(data)
# YAML形式の文字列を出力
puts yaml_string
👇出力結果
---
fruits:
- りんご
- バナナ
- オレンジ
count: 3
details:
color: 混合
type: 果物
この例では、ネストされたハッシュとリストを含むデータ構造をYAML形式の文字列に変換しています。YAML.dumpメソッドを使用して、Rubyのオブジェクトを読みやすいYAML形式に変換します。
YAMLファイルの読み込み例
require 'yaml'
# YAMLファイルの内容(config.yml):
# database:
# host: localhost
# port: 5432
# name: myapp_development
# settings:
# debug_mode: true
# max_users: 100
# YAMLファイルを読み込む
config = YAML.load_file('config.yml')
# 読み込んだデータを使用する
puts "データベース名: #{config['database']['name']}"
puts "デバッグモード: #{config['settings']['debug_mode']}"
puts "最大ユーザー数: #{config['settings']['max_users']}"
👇出力結果
データベース名: myapp_development
デバッグモード: true
最大ユーザー数: 100
この例では、YAML.load_fileメソッドを使用してYAMLファイルを読み込み、その内容をRubyのハッシュとして扱っています。設定ファイルの読み込みなど、アプリケーションの設定管理によく使用されます。
YAMLに関するよくある質問
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