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Ruby - 人気のある外部ライブラリ

RSpec

アールスペック(外部ライブラリとパッケージ管理

意味 Rubyのテストフレームワーク


RSpecとは?

RSpecは、Rubyで広く使用されているテストフレームワークです。開発者がソフトウェアの動作を確認し、バグを見つけるのに役立ちます。人間が読みやすい形式でテストを記述でき、テストの結果も分かりやすく表示されます。

RSpecの具体的な使い方

クラスのテスト例

class Calculator
  def add(a, b)
    a + b
  end
end

RSpec.describe Calculator do
  describe '#add' do
    it '正の数を足し算できる' do
      calc = Calculator.new
      expect(calc.add(2, 3)).to eq(5)
    end

    it '負の数を足し算できる' do
      calc = Calculator.new
      expect(calc.add(-1, -3)).to eq(-4)
    end
  end
end

👇出力結果

...

Finished in 0.00379 seconds (files took 0.08831 seconds to load)
2 examples, 0 failures

この例では、簡単なCalculatorクラスに対するテストを書いています。addメソッドが正しく動作することを確認するために、正の数と負の数の足し算をテストしています。RSpecの構造(describe, it)を使用して、テストを整理し、期待する結果をexpectで表現しています。

モックオブジェクトの使用例

class WeatherService
  def get_temperature(city)
    # 実際はAPIを呼び出すなど
  end
end

class WeatherReporter
  def initialize(weather_service)
    @weather_service = weather_service
  end

  def report(city)
    temp = @weather_service.get_temperature(city)
    "#{city}の気温は#{temp}度です。"
  end
end

RSpec.describe WeatherReporter do
  it '正しい天気レポートを生成する' do
    weather_service = double('WeatherService')
    allow(weather_service).to receive(:get_temperature).with('東京').and_return(25)

    reporter = WeatherReporter.new(weather_service)
    expect(reporter.report('東京')).to eq('東京の気温は25度です。')
  end
end

この例では、モックオブジェクトを使用してWeatherReporterクラスをテストしています。WeatherServiceのモックを作成し、get_temperatureメソッドが呼ばれたときに特定の値を返すように設定しています。これにより、実際のAPIを呼び出すことなく、WeatherReporterの動作をテストできます。

RSpecに関するよくある質問

Q. RSpecの基本構造を教えてください
A. RSpecの基本構造は、describe(テスト対象を記述)、context(状況を記述)、it(個々のテストケースを記述)から成ります。expectを使用して期待する結果を記述します。
Q. beforeとafterはどう使いますか?
A. beforeはテストケース実行前の準備、afterはテストケース実行後のクリーンアップに使用します。例えば、beforeでテストデータを作成し、afterでデータベースをクリアするなどの用途があります。
Q. モックとスタブの違いは何ですか?
A. モックはオブジェクトの振る舞いを模倣し、期待通りに呼び出されたかを検証します。スタブは特定のメソッド呼び出しに対して事前に決められた値を返すだけです。モックはテストの振る舞いを、スタブは状態をテストするのに適しています。

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