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Ruby - セキュアコーディング原則

sanitize

サニタイズ(セキュリティ

意味 入力データの無害化


sanitizeとは?

sanitizeは、ユーザーからの入力データを安全に処理するためのメソッドです。悪意のあるコードや不正な文字を取り除き、データを「無害化」します。これにより、セキュリティリスクを軽減し、アプリケーションを保護します。

sanitizeの具体的な使い方

HTMLタグの無害化

require 'rails-html-sanitizer'

user_input = '<script>alert("危険なコード")</script>こんにちは'
sanitizer = Rails::HTML::SafeListSanitizer.new
sanitized_input = sanitizer.sanitize(user_input)

puts "元の入力: #{user_input}"
puts "無害化された入力: #{sanitized_input}"

👇出力結果

元の入力: <script>alert("危険なコード")</script>こんにちは
無害化された入力: こんにちは

この例では、Rails::HTML::SafeListSanitizerを使用して、ユーザーからの入力に含まれる危険なHTMLタグを無害化しています。スクリプトタグは完全に削除され、安全なテキストのみが残ります。

sanitizeに関するよくある質問

Q. sanitizeとは何ですか?
A. sanitizeとは、ユーザーからの入力データを安全に処理するための技術です。悪意のあるコードや不正な文字を取り除き、データを「無害化」することで、アプリケーションのセキュリティを向上させます。
Q. なぜsanitizeが必要なのですか?
A. sanitizeは、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃やSQLインジェクションなどのセキュリティ脅威から、アプリケーションを保護するために必要です。ユーザー入力を信頼せず、常に適切に処理することで、安全性を確保できます。
Q. Rubyでsanitizeするには?
A. Rubyでは、標準ライブラリのCGIモジュールにあるescapeHTMLメソッドを使用できます。また、Rails環境では、sanitizeヘルパーメソッドが用意されています。サードパーティのgemも利用可能で、より高度な無害化処理を行えます。
Q. sanitizeの注意点は?
A. 過剰なsanitizeは、正当なデータまで削除してしまう可能性があります。また、全ての攻撃を完全に防ぐことは難しいため、他のセキュリティ対策と組み合わせて使用することが重要です。コンテキストに応じた適切な方法を選択しましょう。

sanitizeが学べる書籍の紹介

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