RBS

アールビーエス（Ruby 3.0以降の新機能）

意味 Ruby の型定義言語

RBSとは？

RBSは、Ruby 3.0で導入された型定義言語です。Rubyプログラムの型情報を記述するための専用の言語で、クラス、モジュール、メソッドの型を定義できます。これにより、静的型チェックやドキュメント生成が可能になります。

RBSの具体的な使い方

RBSの型定義例

# person.rbs
class Person
  attr_reader name: String
  attr_reader age: Integer

  def initialize: (name: String, age: Integer) -> void
  def greet: () -> String
end

# person.rb
class Person
  attr_reader :name, :age

  def initialize(name:, age:)
    @name = name
    @age = age
  end

  def greet
    "こんにちは、#{@name}さん！あなたは#{@age}歳ですね。"
  end
end

# RBSを使用したPersonクラスの利用例
person = Person.new(name: "田中", age: 30)
puts person.greet

👇出力結果

こんにちは、田中さん！あなたは30歳ですね。

この例では、PersonクラスのRBS型定義とそれに対応するRubyクラスの実装を示しています。RBSファイルでは、属性やメソッドの型情報を定義し、実際のRubyコードでその定義に従ってクラスを実装しています。これにより、型チェックやIDEの補完機能が利用できるようになります。

RBSに関するよくある質問

Q. RBSとは何ですか？

A. RBSは、Ruby 3.0で導入された型定義言語です。Rubyプログラムの型情報を記述するための専用の言語で、クラス、モジュール、メソッドの型を定義できます。

Q. RBSを使う利点は何ですか？

A. RBSを使用することで、静的型チェック、IDEの補完機能の向上、ドキュメント生成の自動化などが可能になります。これにより、バグの早期発見や開発効率の向上が期待できます。

Q. RBSファイルの拡張子は何ですか？

A. RBSファイルの拡張子は .rbs です。例えば、person.rb というRubyファイルに対応するRBSファイルは person.rbs となります。

Q. RBSは必須ですか？

A. RBSは必須ではありません。従来のRubyプログラムは型定義なしでも動作します。ただし、大規模なプロジェクトや複雑なアプリケーションでは、RBSを使用することで保守性や可読性が向上する場合があります。

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