MJIT
エムジット(Ruby 3.0以降の新機能)
意味 Ruby 3.0の新しいJITコンパイラ
MJITとは?
MJITは、Ruby 3.0で導入された新しいJust-In-Time(JIT)コンパイラです。JITコンパイラは、プログラムの実行中に頻繁に使用されるコードを機械語に変換し、実行速度を向上させる技術です。MJITは、Rubyプログラムの実行速度を改善することを目的としています。
MJITの具体的な使い方
MJITを有効にして実行
# performance_test.rb
def calculate_fibonacci(n)
return n if n <= 1
calculate_fibonacci(n - 1) + calculate_fibonacci(n - 2)
end
start_time = Time.now
result = calculate_fibonacci(35)
end_time = Time.now
puts "フィボナッチ数列の第35項: #{result}"
puts "計算時間: #{end_time - start_time}秒"
# ターミナルでの実行コマンド(MJITなし)
# ruby performance_test.rb
# ターミナルでの実行コマンド(MJITあり)
# ruby --jit performance_test.rb
👇出力結果
フィボナッチ数列の第35項: 9227465
計算時間: 2.345秒
# 注: 実際の計算時間は環境によって異なります。
# MJITを有効にすると、通常はこの計算時間が短くなります。
この例では、フィボナッチ数列を計算する再帰関数を定義し、その実行時間を測定しています。MJITを有効にして実行すると、特に繰り返し呼び出される関数の実行速度が向上する可能性があります。MJITありとなしで実行時間を比較することで、パフォーマンスの違いを確認できます。
MJITに関するよくある質問
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