for

フォー（制御構文）

意味決められた回数繰り返す

forとは？

「この処理を何回繰り返す」と決まっている時に使います。例えば、リストの要素を一つずつ取り出して処理するなど、繰り返し作業を自動化するのに便利です。

forの具体的な使い方

リストの要素を処理する基本的なfor文

fruits = ['りんご', 'バナナ', 'オレンジ']
for fruit in fruits:
    print(f'{fruit}は美味しい果物です。')

👇出力結果

りんごは美味しい果物です。
バナナは美味しい果物です。
オレンジは美味しい果物です。

fruitsリストの各要素を順番に取り出し、それぞれに対して文章を作成して表示します。これは、リストの要素を順番に処理する典型的なfor文の使用例です。

range()を使った数値のループ

for i in range(1, 6):
    print(f'{i}の2乗は{i**2}です。')

👇出力結果

1の2乗は1です。
2の2乗は4です。
3の2乗は9です。
4の2乗は16です。
5の2乗は25です。

range(1, 6)で1から5までの数値を生成し、各数値に対して2乗を計算して表示します。これは、特定の回数だけ処理を繰り返す場合のfor文の使い方を示しています。

辞書のキーと値を同時に処理

果物の値段 = {'りんご': 100, 'バナナ': 80, 'オレンジ': 120}
for 果物名, 価格 in 果物の値段.items():
    print(f'{果物名}の価格は{価格}円です。')

👇出力結果

りんごの価格は100円です。
バナナの価格は80円です。
オレンジの価格は120円です。

辞書のキー（果物名）と値（価格）を同時に取り出して処理します。items()メソッドを使うことで、辞書の各要素をタプルとして取得し、それぞれの値を別々の変数に代入しています。

forに関するよくある質問

Q. for文とwhile文の違いは？

A. for文は主に回数が決まっている繰り返しに使用され、while文は条件が満たされる間繰り返す場合に使用されます。for文はリストや範囲を直接扱えるため、データの反復処理に適しています。

Q. for文でインデックスも使えますか？

A. はい、enumerate()関数を使うことで、要素とそのインデックスを同時に取得できます。例：for index, value in enumerate(list):のように使います。

Q. for文の中でリストを変更できますか？

A. ループ中にリストを変更すると予期せぬ動作を引き起こす可能性があるため、推奨されません。代わりに新しいリストを作成するか、リストのコピーに対して操作を行うことをお勧めします。

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