try
トライ(制御構文)
意味 エラー発生に備える
tryとは?
プログラムを実行中にエラーが発生する可能性がある場合に、エラー発生時の処理を記述するために使います。エラーの種類に応じた処理を記述することで、プログラムの突然の停止を防ぎます。
tryの具体的な使い方
ファイル操作の例外処理
try:
with open('存在しないファイル.txt', 'r') as file:
content = file.read()
print(content)
except FileNotFoundError:
print('ファイルが見つかりません。')
except IOError:
print('ファイルの読み込み中にエラーが発生しました。')
else:
print('ファイルの読み込みに成功しました。')
finally:
print('ファイル操作の処理を終了します。')
👇出力結果
ファイルが見つかりません。
ファイル操作の処理を終了します。
このコードは存在しないファイルを開こうとしています。tryブロックでファイルを開いて読み込もうとし、FileNotFoundErrorとIOErrorの2種類の例外を処理します。elseブロックは例外が発生しなかった場合に実行され、finallyブロックは例外の有無に関わらず常に実行されます。
ユーザー入力の例外処理
while True:
try:
age = int(input('あなたの年齢を入力してください: '))
if age < 0:
raise ValueError('年齢は正の整数でなければなりません。')
break
except ValueError as e:
print(f'エラー: {e}. 正しい年齢を入力してください。')
print(f'入力された年齢: {age}')
👇出力結果
あなたの年齢を入力してください: -5
エラー: 年齢は正の整数でなければなりません。. 正しい年齢を入力してください。
あなたの年齢を入力してください: abc
エラー: invalid literal for int() with base 10: 'abc'. 正しい年齢を入力してください。
あなたの年齢を入力してください: 25
入力された年齢: 25
このコードは、ユーザーに年齢を入力させ、正しい形式(正の整数)であることを確認します。不正な入力の場合はValueErrorを発生させ、適切なエラーメッセージを表示して再入力を促します。正しい入力が得られるまでループが続きます。
tryに関するよくある質問
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