class
クラス(関数とクラス)
意味 設計図を作る
classとは?
class文は、オブジェクト指向プログラミングで欠かせない、設計図であるクラスを定義するために使います。クラスは、データと処理をまとめて扱うための仕組みで、プログラムを効率的に開発するのに役立ちます。
classの具体的な使い方
銀行口座クラスの定義例
class BankAccount:
def __init__(self, owner, balance=0):
self.owner = owner
self.balance = balance
def deposit(self, amount):
self.balance += amount
print(f'{amount}円を預けました。残高は{self.balance}円です。')
def withdraw(self, amount):
if self.balance >= amount:
self.balance -= amount
print(f'{amount}円を引き出しました。残高は{self.balance}円です。')
else:
print('残高が不足しています。')
# 使用例
account = BankAccount('山田太郎', 1000)
account.deposit(5000)
account.withdraw(2000)
👇出力結果
5000円を預けました。残高は6000円です。
2000円を引き出しました。残高は4000円です。
BankAccountクラスは、銀行口座を表現しています。__init__メソッドで口座の所有者と初期残高を設定し、depositメソッドで入金、withdrawメソッドで引き出しの処理を行います。各操作後に残高を表示します。
継承を使用したクラス定義例
class Animal:
def __init__(self, name):
self.name = name
def speak(self):
pass
class Dog(Animal):
def speak(self):
return f'{self.name}:ワン!'
class Cat(Animal):
def speak(self):
return f'{self.name}:ニャー!'
# 使用例
animals = [Dog('ポチ'), Cat('タマ')]
for animal in animals:
print(animal.speak())
👇出力結果
ポチ:ワン!
タマ:ニャー!
Animalクラスを基底クラスとし、DogクラスとCatクラスがそれを継承しています。speakメソッドをオーバーライドすることで、各動物に適した鳴き声を実装しています。これにより、異なる種類の動物でも共通のインターフェースを使用できます。
classに関するよくある質問
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