__setitem__
セットアイテム(関数とクラス)
意味 要素への代入
__setitem__とは?
オブジェクトの要素に値を代入する際に使用される特殊なメソッド。添字を使って要素に値を代入する際に、`__setitem__`メソッドで定義した処理が実行されます。
__setitem__の具体的な使い方
カスタム要素設定と制約
class PositiveList:
def __init__(self):
self._data = []
def __setitem__(self, index, value):
if not isinstance(value, (int, float)) or value <= 0:
raise ValueError("正の数値のみ設定できます")
# リストの長さを拡張する必要がある場合
while len(self._data) <= index:
self._data.append(None)
self._data[index] = value
def __getitem__(self, index):
return self._data[index]
def __str__(self):
return str(self._data)
# PositiveListオブジェクトの作成
pos_list = PositiveList()
# 値の設定
pos_list[0] = 5
pos_list[1] = 10
pos_list[3] = 15 # インデックス2は自動的にNoneで埋められる
print(f"リストの内容: {pos_list}")
try:
pos_list[2] = -5 # 負の数を設定しようとする
except ValueError as e:
print(f"エラー: {e}")
print(f"エラー後のリスト: {pos_list}")
👇出力結果
リストの内容: [5, 10, None, 15]
エラー: 正の数値のみ設定できます
エラー後のリスト: [5, 10, None, 15]
PositiveListクラスを定義し、__setitem__メソッドをカスタマイズしています。このクラスは、正の数値のみを要素として許可するリストを実装しています。無効な値(負の数や非数値)を設定しようとするとValueErrorが発生します。また、指定されたインデックスがリストの現在の長さを超える場合、自動的にリストを拡張します。
__setitem__に関するよくある質問
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