from . import module

フロムドットインポートモジュール（モジュールとパッケージ）

意味現在のフォルダからインポート

from . import moduleとは？

from . import module は、Pythonのプログラムで、現在のファイルがあるディレクトリからモジュールを相対的にインポートするために使用されます。ドット(.)は現在のディレクトリを表し、moduleはインポートするモジュール名です。

from . import moduleの具体的な使い方

相対インポートの基本的な使用例

# mypackage/module1.py
def greet():
    return 'こんにちは、module1からです！'

# mypackage/module2.py
from . import module1

print(module1.greet())

👇出力結果

こんにちは、module1からです！

この例では、mypackageディレクトリ内のmodule2.pyから、同じディレクトリにあるmodule1.pyを相対インポートしています。module1のgreet関数を呼び出して、その結果を表示しています。

複数のモジュールを相対インポートする例

# mypackage/module1.py
def func1():
    return 'func1からこんにちは'

# mypackage/module2.py
def func2():
    return 'func2からこんにちは'

# mypackage/main.py
from . import module1, module2

print(module1.func1())
print(module2.func2())

👇出力結果

func1からこんにちは
func2からこんにちは

この例では、mypackageディレクトリ内のmain.pyから、同じディレクトリにあるmodule1.pyとmodule2.pyを同時に相対インポートしています。両方のモジュールの関数を呼び出して結果を表示しています。

from . import moduleに関するよくある質問

Q. 相対インポートとは何ですか？

A. 相対インポートは、現在のモジュールのディレクトリを基準にして他のモジュールをインポートする方法です。'.'は現在のディレクトリ、'..'は親ディレクトリを表します。

Q. 相対インポートのメリットは？

A. 相対インポートを使うと、パッケージの構造を変更しても、インポート文を修正する必要がありません。また、コードの可読性が向上し、パッケージ内の依存関係が明確になります。

Q. 相対インポートの注意点は？

A. 相対インポートはパッケージ内でのみ使用可能です。トップレベルのスクリプトでは使用できません。また、過度の使用は複雑さを増す可能性があるので、適切に使用することが重要です。

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