None
ナン(データ型)
意味 何もない
Noneとは?
Noneは、プログラミングで「何もない」を表す特別な値です。変数に値が代入されていない状態などを表す際に使われます。
Noneの具体的な使い方
Noneの基本的な使用例
def 値を返さない関数():
print('この関数は何も返しません')
結果 = 値を返さない関数()
print(f'関数の戻り値: {結果}')
x = None
print(f'xの値: {x}')
print(f'xはNoneですか? {x is None}')
if x is None:
print('xはNoneです')
else:
print('xはNoneではありません')
👇出力結果
この関数は何も返しません
関数の戻り値: None
xの値: None
xはNoneですか? True
xはNoneです
この例では、まず戻り値を明示的に指定しない関数を定義し、その戻り値がNoneになることを確認します。次に、変数にNoneを代入し、その値を表示します。'is'演算子を使ってNoneとの比較を行い、最後にif文でNoneかどうかを判断しています。
Noneを利用した関数のデフォルト引数
def 挨拶(名前=None):
if 名前 is None:
return 'こんにちは、匿名さん!'
else:
return f'こんにちは、{名前}さん!'
print(挨拶())
print(挨拶('太郎'))
# リストの中のNoneをチェック
名簿 = ['佐藤', None, '田中', None, '鈴木']
有効な名前 = [名前 for 名前 in 名簿 if 名前 is not None]
print(f'有効な名前: {有効な名前}')
👇出力結果
こんにちは、匿名さん!
こんにちは、太郎さん!
有効な名前: ['佐藤', '田中', '鈴木']
この例では、Noneをデフォルト引数として使用し、引数が与えられなかった場合の処理を行っています。また、リスト内包表記を使用して、リスト内のNone値を除外する方法も示しています。
Noneに関するよくある質問
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