tuple
タプル(データ型)
意味 変更不可能な値の列
tupleとは?
タプルは、複数の値を順番に格納できるデータ型です。リストと似ていますが、一度作成すると要素を変更できません。タプルは丸括弧()で囲んで、各要素をカンマ,で区切って表します。
tupleの具体的な使い方
タプルの作成と基本操作
# タプルの作成
person = ('太郎', 30, '東京')
# タプルの要素数を取得
print(f'要素数: {len(person)}')
# インデックスを指定して要素にアクセス
print(f'名前: {person[0]}')
print(f'年齢: {person[1]}')
print(f'住所: {person[2]}')
# タプルのアンパッキング
name, age, address = person
print(f'アンパッキング結果: 名前={name}, 年齢={age}, 住所={address}')
# タプルの結合
info1 = ('太郎', 30)
info2 = ('東京',)
combined = info1 + info2
print(f'結合されたタプル: {combined}')
👇出力結果
要素数: 3
名前: 太郎
年齢: 30
住所: 東京
アンパッキング結果: 名前=太郎, 年齢=30, 住所=東京
結合されたタプル: ('太郎', 30, '東京')
この例では、タプルの作成、要素へのアクセス、アンパッキング、結合など、タプルの基本的な操作方法を示しています。タプルは変更不可能(イミュータブル)なので、要素の追加や変更はできません。
タプルの応用例
# 複数の戻り値を持つ関数の定義
def get_circle_info(radius):
area = 3.14 * radius ** 2
circumference = 2 * 3.14 * radius
return (area, circumference)
# 関数の呼び出しと戻り値の受け取り
result = get_circle_info(5)
print(f'円の情報: {result}')
# タプルのアンパッキングを使用した値の取り出し
area, circumference = result
print(f'面積: {area:.2f}, 円周: {circumference:.2f}')
# タプルを辞書のキーとして使用
coordinates = {(0, 0): 'origin', (1, 0): 'unit x', (0, 1): 'unit y'}
print(f'座標(0, 0)の名称: {coordinates[(0, 0)]}')
👇出力結果
円の情報: (78.5, 31.400000000000002)
面積: 78.50, 円周: 31.40
座標(0, 0)の名称: origin
この例では、タプルの実践的な使用方法を示しています。複数の戻り値を持つ関数の定義、関数の戻り値の受け取り、アンパッキングを使用した値の取り出し、そしてタプルを辞書のキーとして使用する方法を説明しています。
tupleに関するよくある質問
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