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Python - アイデンティティ演算子

is

イズ(演算子

意味 同一のものか


isとは?

二つの変数やオブジェクトが全く同じものかどうかを判定するときに使います。見た目や値が同じでも、コンピュータ内部では違うものとして扱われる場合があり「is」を使うとそれを判断できます。

isの具体的な使い方

オブジェクトの同一性比較

# リストの同一性比較
a = [1, 2, 3]
b = a
c = [1, 2, 3]

print(f"a is b: {a is b}")
print(f"a is c: {a is c}")

# Noneとの比較
x = None
print(f"x is None: {x is None}")

# 整数オブジェクトの比較(小さな整数はキャッシュされる)
i = 256
j = 256
k = 257
l = 257
print(f"i is j: {i is j}")
print(f"k is l: {k is l}")

👇出力結果

a is b: True
a is c: False
x is None: True
i is j: True
k is l: False

isは2つのオブジェクトが同一かどうかを比較します。リストaとbは同じオブジェクトを参照しているのでTrueですが、aとcは別のオブジェクトなのでFalseです。Noneとの比較にもよく使われます。また、小さな整数(-5から256)は同じオブジェクトとしてキャッシュされるため、is比較がTrueになることがあります。

isに関するよくある質問

Q. 'is'と'=='の違いは?
A. 'is'は同一のオブジェクトかどうかを比較し、'=='は値が等しいかどうかを比較します。例えば、a = [1, 2, 3]とb = [1, 2, 3]の場合、a == bはTrueですが、a is bはFalseになります。
Q. 'is'はいつ使うべき?
A. 'is'は主にNoneとの比較や、シングルトンオブジェクトとの比較に使用します。一般的な値の比較には'=='を使用することをお勧めします。

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