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Python - 集合操作

difference

ディファレンス(集合操作

意味 集合の差集合を求める


differenceとは?

differenceメソッドは、最初の集合に含まれていて、2番目の集合に含まれていない要素の集合を返します。

differenceの具体的な使い方

基本的な集合の差集合

全科目 = {"数学", "国語", "英語", "理科", "社会"}
苦手科目 = {"数学", "英語"}

得意科目 = 全科目.difference(苦手科目)

print(f"得意な科目: {得意科目}")

👇出力結果

得意な科目: {'国語', '理科', '社会'}

全科目の集合から苦手科目の集合を引いて、得意科目の集合を求めます。これにより、苦手ではない科目(つまり得意な科目)が抽出されます。

複数集合との差集合

全従業員 = {"田中", "佐藤", "鈴木", "高橋", "伊藤"}
休暇中 = {"田中", "高橋"}
出張中 = {"鈴木"}

出勤中 = 全従業員.difference(休暇中, 出張中)

print(f"現在出勤している従業員: {出勤中}")

👇出力結果

現在出勤している従業員: {'佐藤', '伊藤'}

全従業員の集合から、休暇中の従業員と出張中の従業員を除いて、現在出勤している従業員を求めます。differenceメソッドは複数の集合を引数として受け取ることができます。

differenceに関するよくある質問

Q. differenceは元の集合を変更?
A. いいえ、differenceメソッドは新しい集合を返し、元の集合は変更しません。元の集合を変更したい場合は、difference_update()メソッドを使用します。
Q. 複数の集合との差集合は?
A. difference(set1, set2, ...)のように複数の集合を引数として渡すことができます。最初の集合から、その後の全ての集合に含まれる要素を除いた結果が返されます。
Q. 集合演算子での表現方法は?
A. 集合の差集合は '-' 演算子を使って表現することもできます。例:a - b は a.difference(b) と同じ結果になります。

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