re

アールイー（標準ライブラリ）

意味文字列のパターンマッチ

reとは？

reモジュールは正規表現を使って、複雑な文字列処理をシンプルに書くことができるライブラリです。

reの具体的な使い方

正規表現を使った文字列置換

import re

text = '私の電話番号は 03-1234-5678 です。会社の番号は 045-9876-5432 です。'
pattern = r'(\d{2,4})-(\d{2,4})-(\d{4})'
replaced_text = re.sub(pattern, r'\1-****-\3', text)

print(replaced_text)

👇出力結果

私の電話番号は 03-****-5678 です。会社の番号は 045-****-5432 です。

reモジュールを使って、文字列内の電話番号の一部を隠す例です。re.sub()関数を使用して、正規表現パターンにマッチする部分を置換します。パターンでは()を使ってグループを作成し、置換後の文字列で\1や\3でグループを参照しています。

正規表現を使った文字列分割

import re

text = '2023-05-17 15:30:45'
pattern = r'[-:\s]'
split_result = re.split(pattern, text)

print('分割結果:', split_result)

👇出力結果

分割結果: ['2023', '05', '17', '15', '30', '45']

reモジュールを使って、文字列を特定のパターンで分割する例です。re.split()関数を使用して、ハイフン、コロン、空白のいずれかで文字列を分割します。結果は分割された要素のリストとして返されます。

reに関するよくある質問

Q. re.search()と re.match()の違い

A. re.search()は文字列全体を検索しますが、re.match()は文字列の先頭からのみマッチを試みます。つまり、re.search()は文字列のどこにでもパターンがあれば見つけますが、re.match()は文字列の先頭にパターンがある場合のみマッチします。

Q. 正規表現の'r'プレフィックスとは？

A. 正規表現パターンの前に'r'を付けると、それがraw文字列であることを示します。これにより、バックスラッシュをエスケープ文字として扱わないため、正規表現パターンを書くときに便利です。

Q. group()メソッドの使い方は？

A. group()メソッドは、マッチしたオブジェクトから実際にマッチした文字列を取得するために使用します。group(0)は常にマッチした全体を返し、括弧で囲まれたグループがある場合は、group(1), group(2)などで各グループのマッチを取得できます。

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