json

ジェイソン（標準ライブラリ）

意味データ交換フォーマット

jsonとは？

jsonモジュールは、PythonのデータとJSON形式のデータを変換する機能を提供します。JSONは人間にとっても読み書きしやすく、機械にとっても解釈しやすいデータフォーマットです。

jsonの具体的な使い方

JSON変換と復元例

import json

# Pythonオブジェクトを定義
data = {
    '名前': '山田太郎',
    '年齢': 30,
    '趣味': ['読書', '映画鑑賞', 'プログラミング'],
    '住所': {
        '都道府県': '東京都',
        '市区町村': '渋谷区'
    }
}

# PythonオブジェクトをJSON文字列に変換
json_str = json.dumps(data, ensure_ascii=False, indent=2)
print('JSON文字列:')
print(json_str)

# JSON文字列をPythonオブジェクトに復元
reconstructed_data = json.loads(json_str)
print('\n復元されたPythonオブジェクト:')
print(reconstructed_data)

# 特定のデータにアクセス
print(f"\n名前: {reconstructed_data['名前']}")
print(f"趣味の1つ目: {reconstructed_data['趣味'][0]}")
print(f"住所の都道府県: {reconstructed_data['住所']['都道府県']}")

👇出力結果

JSON文字列:
{
  "名前": "山田太郎",
  "年齢": 30,
  "趣味": [
    "読書",
    "映画鑑賞",
    "プログラミング"
  ],
  "住所": {
    "都道府県": "東京都",
    "市区町村": "渋谷区"
  }
}

復元されたPythonオブジェクト:
{'名前': '山田太郎', '年齢': 30, '趣味': ['読書', '映画鑑賞', 'プログラミング'], '住所': {'都道府県': '東京都', '市区町村': '渋谷区'}}

名前: 山田太郎
趣味の1つ目: 読書
住所の都道府県: 東京都

この例では、Pythonの辞書オブジェクトをJSON形式に変換し、その後JSON文字列をPythonオブジェクトに復元しています。 1. `json.dumps()`関数を使用して、PythonオブジェクトをJSON文字列に変換します。`ensure_ascii=False`オプションで日本語などの非ASCII文字をそのまま出力し、`indent=2`で整形されたJSONを出力します。 2. `json.loads()`関数を使用して、JSON文字列をPythonオブジェクトに復元します。 3. 復元されたオブジェクトから特定のデータにアクセスする方法も示しています。この例を通じて、PythonとJSON間のデータ変換の基本的な使い方を理解できます。

jsonに関するよくある質問

Q. JSONとは何ですか？

A. JSONは「JavaScript Object Notation」の略で、データを表現するためのテキストベースの形式です。人間にとって読み書きしやすく、機械にとっても解析しやすいため、データ交換の標準フォーマットとして広く使用されています。

Q. PythonでJSONを扱う利点は？

A. Pythonの標準ライブラリにjsonモジュールが含まれているため、追加のインストールなしでJSONデータを簡単に扱えます。また、PythonのデータとJSONデータの変換が容易で、Webアプリケーションやデータ分析など様々な場面で活用できます。

Q. dumps()とloads()の違いは？

A. json.dumps()はPythonのデータ構造（辞書、リストなど）をJSON形式の文字列に変換します。一方、json.loads()はJSON形式の文字列をPythonのデータ構造に変換します。つまり、dumps()はエンコード、loads()はデコードの役割を果たします。

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