pdb
ピーディービー(標準ライブラリ)
意味 プログラムを一行ずつ実行
pdbとは?
pdbは、Pythonのコードを一行ずつ実行し、変数の値を確認したり、処理の流れを追跡したりするためのデバッガです。 プログラムのエラーの原因を特定したり、動作を詳しく理解するのに役立ちます。
pdbの具体的な使い方
基本的なデバッグの例
import pdb
def divide(x, y):
result = x / y
return result
# デバッグポイントを設定
pdb.set_trace()
# 関数を呼び出し
result = divide(10, 2)
print(f"結果: {result}")
# 意図的にエラーを発生させる
result = divide(10, 0)
👇出力結果
-> result = divide(10, 2)
(Pdb) s
-> result = x / y
(Pdb) p x
10
(Pdb) p y
2
(Pdb) n
-> return result
(Pdb) p result
5.0
(Pdb) c
結果: 5.0
-> result = divide(10, 0)
(Pdb) s
-> result = x / y
(Pdb) n
ZeroDivisionError: division by zero
このコードでは、pdbモジュールを使って簡単な除算関数をデバッグします。pdb.set_trace()でデバッグポイントを設定し、プログラムの実行を一時停止させます。デバッガーのプロンプトで以下のコマンドを使用できます: - n: 次の行を実行 - s: ステップイン(関数内に入る) - c: 次のブレークポイントまで実行を継続 - p 変数名: 変数の値を表示 - q: デバッガーを終了 この例では、正常な除算と、ゼロ除算エラーの両方をデバッグできます。
pdbに関するよくある質問
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