groupBy()

グループバイ（Eloquent ORM とデータベース操作）

意味クエリ結果のグループ化

groupBy()とは？

groupBy()メソッドは、データベースクエリの結果を特定のカラムでグループ化するためのEloquent ORMのメソッドです。これを使うと、同じ値を持つレコードをまとめて、集計関数と組み合わせて使用することができます。

groupBy()の具体的な使い方

注文ステータス別の集計

// 注文をステータスでグループ化し、各ステータスの注文数を取得
$orders = DB::table('orders')
    ->groupBy('status')
    ->selectRaw('status, COUNT(*) as count')
    ->get();

// 結果の表示
foreach ($orders as $order) {
    echo "ステータス: {$order->status}, 件数: {$order->count}\n";
}

👇出力結果

ステータス: pending, 件数: 10
ステータス: processing, 件数: 5
ステータス: completed, 件数: 20
...

この例では、groupBy()メソッドを使用して、注文テーブルから注文のステータスごとにグループ化し、各ステータスの注文数を取得しています。selectRaw()メソッドを使用して、ステータスとそのカウント数を選択しています。結果として、各ステータスとそのステータスの注文数のリストが返されます。

カテゴリ別の商品の平均価格

// 商品をカテゴリでグループ化し、各カテゴリの平均価格を計算
$products = DB::table('products')
    ->groupBy('category')
    ->selectRaw('category, AVG(price) as avg_price')
    ->get();

// 結果の表示
foreach ($products as $product) {
    echo "カテゴリ: {$product->category}, 平均価格: ¥" . number_format($product->avg_price, 2) . "\n";
}

👇出力結果

カテゴリ: 電子機器, 平均価格: ¥50,000.00
カテゴリ: 家具, 平均価格: ¥30,000.00
カテゴリ: 衣類, 平均価格: ¥5,000.00
...

この例では、groupBy()メソッドを使用して、商品テーブルから商品をカテゴリごとにグループ化し、各カテゴリの平均価格を計算しています。selectRaw()メソッドを使用して、カテゴリと平均価格（AVG関数を使用）を選択しています。結果として、各カテゴリとそのカテゴリの商品の平均価格のリストが返されます。

groupBy()に関するよくある質問

Q. 複数カラムでのグループ化は？

A. 複数のカラムでグループ化するには、groupBy() にカンマ区切りで複数のカラムを指定するか、配列で指定します。例：groupBy(['status', 'category'])

Q. HAVINGと併用できる？

A. はい、having() メソッドを使ってグループ化された結果にさらに条件を追加できます。例：->groupBy('status')->having('count', '>', 10)

Q. 集計関数は何が使える？

A. COUNT(), SUM(), AVG(), MAX(), MIN() などの標準的なSQL集計関数が使用できます。selectRaw() や DB::raw() を使って指定します。

groupBy()が学べる書籍の紹介

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