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Laravel - 多対多

sync()

シンク(リレーション

意味 多対多関係の同期


sync()とは?

sync()メソッドは、Laravelで多対多リレーションにおいて、関連付けられたモデル間の関係を同期するために使用されます。このメソッドは、指定された IDのみが中間テーブルに存在するようにし、他の関連付けは削除します。

sync()の具体的な使い方

ユーザーのロールを同期する例

// ユーザーモデルが与えられているとします
$user = User::find(1);

// 同期したいロールIDの配列
$rolesToSync = [1, 3, 5];

// ロールを同期
$result = $user->roles()->sync($rolesToSync);

echo "ロールが同期されました。";
echo "追加されたロール: " . implode(', ', $result['attached']);
echo "削除されたロール: " . implode(', ', $result['detached']);

// 現在のロールを確認
$currentRoles = $user->roles()->pluck('id')->toArray();
echo "現在のロール: " . implode(', ', $currentRoles);

👇出力結果

ロールが同期されました。
追加されたロール: 3, 5
削除されたロール: 2, 4
現在のロール: 1, 3, 5

この例では、ユーザーのロールを指定された一連のIDと同期しています。sync()メソッドは、指定されたIDのみがユーザーに関連付けられるようにします。既存の関連付けで指定されていないものは削除され、新しい関連付けが追加されます。メソッドの戻り値から、どのロールが追加され、どのロールが削除されたかを確認できます。

追加データを含むロール同期の例

// ユーザーモデルが与えられているとします
$user = User::find(1);

// 同期したいロールIDと追加データの配列
$rolesToSync = [
    1 => ['expires_at' => '2023-12-31'],
    3 => ['expires_at' => '2024-06-30'],
    5 => ['expires_at' => '2023-09-30']
];

// ロールを同期(追加データ付き)
$user->roles()->sync($rolesToSync);

echo "ロールが追加データと共に同期されました。";

// 現在のロールと追加データを確認
$currentRoles = $user->roles()->with('pivot')->get();
foreach ($currentRoles as $role) {
    echo "ロールID: {$role->id}, 有効期限: {$role->pivot->expires_at}";
}

👇出力結果

ロールが追加データと共に同期されました。
ロールID: 1, 有効期限: 2023-12-31
ロールID: 3, 有効期限: 2024-06-30
ロールID: 5, 有効期限: 2023-09-30

この例では、ロールを同期する際に追加のデータ(この場合は有効期限)も含めています。sync()メソッドに渡す配列のキーとしてロールIDを使用し、値として追加データの配列を指定します。このようにすることで、中間テーブルに追加のカラムを含めることができます。

sync()に関するよくある質問

Q. sync()と attach()の違いは?
A. sync()は指定されたIDのみが関連付けられるように同期しますが、attach()は既存の関連付けを維持したまま新しい関連付けを追加します。sync()は既存の関連付けを上書きする一方で、attach()は追加のみを行います。
Q. sync()で追加のデータを含められる?
A. はい、sync()メソッドでは、中間テーブルに追加のデータを含めることができます。例えば、$user->roles()->sync([1 => ['expires' => '2023-12-31'], 2, 3]); のように、ID 1のロールに有効期限を設定できます。
Q. sync()の戻り値は何?
A. sync()メソッドは、変更の詳細を含む配列を返します。この配列には 'attached'(新しく追加されたID)、'detached'(削除されたID)、'updated'(更新されたID)のキーが含まれます。

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