cp

シーピー（ファイルシステム操作）

意味ファイルのコピー

cpとは？

cpコマンドは、ファイルやディレクトリをコピーするためのLinuxコマンドです。元のファイルを保持したまま、別の場所に同じ内容のファイルを作成します。

cpの具体的な使い方

ファイルコピーの例

$ cp file1.txt /home/user/documents/

このコマンドは、現在のディレクトリにあるfile1.txtを/home/user/documentsディレクトリにコピーします。コピー後も元のfile1.txtは残ります。ファイルの複製を作成したい場合に便利です。

再帰的コピーの例

$ cp -r folder1 folder2

このコマンドは、folder1とその中身を再帰的にfolder2にコピーします。-rオプションを使用することで、ディレクトリとその内容を再帰的にコピーできます。ディレクトリ全体のバックアップを作成する際に役立ちます。

上書き確認付きコピー

$ cp -i important_file.txt /backup/

👇出力結果

cp: overwrite '/backup/important_file.txt'?

このコマンドは、important_file.txtをバックアップディレクトリにコピーします。-iオプションを使用することで、コピー先に同名のファイルが存在する場合、上書きの確認メッセージが表示されます。重要なファイルを誤って上書きしてしまうのを防ぐのに役立ちます。

cpに関するよくある質問

Q. cpコマンドの基本的な使い方は？

A. cpコマンドの基本的な使い方は、「cp [コピー元] [コピー先]」の形式です。例えば、「cp file1.txt /home/user/documents/」は、file1.txtを/home/user/documentsディレクトリにコピーします。

Q. ディレクトリをコピーするには？

A. ディレクトリとその中身をコピーするには、-rオプション（再帰的コピー）を使用します。例えば、「cp -r folder1 folder2」は、folder1とその中身をfolder2にコピーします。

Q. 既存のファイルを上書きする？

A. デフォルトでは、cpコマンドは既存のファイルを上書きします。上書きを避けたい場合は、-iオプションを使用します。例：「cp -i file1.txt /home/user/documents/」これにより、上書き前に確認メッセージが表示されます。

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