cat

キャット（ファイルシステム操作）

意味ファイルの内容を表示

catとは？

catコマンドは、ファイルの内容を表示するためのLinuxコマンドです。複数のファイルを指定すると、それらの内容を連結して表示します。また、標準入力からのデータを表示することもできます。

catの具体的な使い方

ファイル内容表示の例

$ echo "Hello, World!" > example.txt

$ cat example.txt

👇出力結果

Hello, World!

この例では、まずechoコマンドを使ってexample.txtファイルに「Hello, World!」という内容を書き込み、その後catコマンドでexample.txtファイルの内容をターミナルに表示します。

ファイル連結の例

$ echo "First file content" > file1.txt
$ echo "Second file content" > file2.txt
$ cat file1.txt file2.txt > combined.txt
$ cat combined.txt

👇出力結果

First file content
Second file content

この例では、file1.txtとfile2.txtの内容を連結してcombined.txtに保存し、その後catコマンドでcombined.txtの内容を表示します。複数のファイルを指定すると、それらの内容が順番に連結されて表示されます。

行番号付きでファイル内容表示

$ cat -n example.txt

👇出力結果

     1	Hello, World!

このコマンドは、example.txtファイルの内容を行番号付きで表示します。-nオプションを使用することで、各行の先頭に行番号が付加されます。

catに関するよくある質問

Q. catで複数ファイルを表示できる？

A. はい、catコマンドは複数のファイルを一度に表示できます。例えば、'cat file1.txt file2.txt'と入力すると、file1.txtの内容が表示された後に続けてfile2.txtの内容が表示されます。

Q. catで行番号を表示するには？

A. catコマンドに-nオプションを付けることで、各行に行番号を付けて表示できます。例えば、'cat -n file.txt'とすると、file.txtの内容が行番号付きで表示されます。

Q. catでファイルの最後だけ見るには？

A. catコマンド自体にはファイルの一部だけを表示する機能はありません。ファイルの最後の部分だけを見たい場合は、代わりにtailコマンドを使用します。例えば、'tail file.txt'でファイルの最後の10行を表示できます。

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