tree

ツリー（ファイルシステム操作）

意味ディレクトリ構造を表示

treeとは？

treeコマンドは、ディレクトリ構造を木の枝のような形式で表示します。これにより、フォルダとファイルの階層関係を視覚的に理解しやすくなります。サブディレクトリやファイルも含めて、全体の構造を一目で把握できます。

treeの具体的な使い方

ディレクトリ構造表示

$ tree

👇出力結果

.
├── folder1
│   ├── file1.txt
│   └── file2.txt
└── folder2
    └── file3.txt

2 directories, 3 files

このコマンドは、現在のディレクトリとそのサブディレクトリの構造をツリー形式で表示します。ファイルとディレクトリの階層関係が視覚的に理解しやすくなります。

階層制限表示

$ tree -L 2 /home/user

👇出力結果

/home/user
├── Documents
│   ├── Work
│   └── Personal
├── Downloads
└── Pictures
    ├── Vacation
    └── Family

6 directories, 0 files

'-L'オプションを使用すると、表示する階層の深さを制限できます。この例では、/home/userディレクトリの構造を2階層まで表示します。

ファイルサイズ表示

$ tree -h

👇出力結果

.
├── [4.0K]  folder1
│   ├── [ 20K]  file1.txt
│   └── [ 15K]  file2.txt
└── [4.0K]  folder2
    └── [1.5M]  file3.txt

2 directories, 3 files

'-h'オプションを使用すると、各ファイルのサイズを人間が読みやすい形式で表示します。これにより、ディレクトリ構造だけでなく、各ファイルのおおよそのサイズも一目で確認できます。

treeに関するよくある質問

Q. treeコマンドがない場合は？

A. treeコマンドが利用できない場合は、多くのLinuxディストリビューションでパッケージマネージャを使ってインストールできます。例えば、Ubuntu/Debianでは 'sudo apt-get install tree' でインストールできます。

Q. 隠しファイルも表示するには？

A. 隠しファイル（ドットで始まるファイル）も表示するには、'-a'オプションを使用します。例：'tree -a'

Q. ディレクトリのみ表示するには？

A. ディレクトリのみを表示するには、'-d'オプションを使用します。例：'tree -d'

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