fsck

エフエスチェック（ファイルシステム操作）

意味ファイルシステムの健全性チェック

fsckとは？

fsckコマンドは、File System Checkの略で、Linuxのファイルシステムの健全性をチェックし、必要に応じて修復を行うツールです。システムクラッシュや不適切なシャットダウンの後に使用されることが多いです。

fsckの具体的な使い方

ファイルシステムチェックと修復

$ sudo fsck -y /dev/sda1

👇出力結果

fsck from util-linux 2.34
/dev/sda1: clean, 98765/1234567 files, 7654321/8765432 blocks

この例では、/dev/sda1というデバイス（通常はハードディスクのパーティション）のファイルシステムをチェックし、問題があれば自動的に修復を試みます。-yオプションは、すべての質問に「yes」と答えるため、対話なしで実行できます。

強制的なファイルシステムチェック

$ sudo tune2fs -c 1 /dev/sda1
$ sudo shutdown -r now

この例では、まずtune2fsコマンドを使用して/dev/sda1パーティションの最大マウント回数を1に設定し、次回起動時に強制的にfsckを実行させます。その後、システムを再起動します。

fsckに関するよくある質問

Q. fsckはいつ使うべきですか？

A. fsckは主に以下の状況で使用します：1) システムが不適切にシャットダウンされた後、2) ファイルシステムの問題が疑われる場合、3) 定期的なメンテナンスの一環として。ただし、マウントされているファイルシステムに対して実行すると危険なので、通常はシングルユーザーモードまたはライブCDから実行します。

Q. fsckは自動的に実行されますか？

A. 多くのLinuxディストリビューションでは、システム起動時に一定回数の起動後や一定期間経過後、あるいは不適切なシャットダウンを検出した場合に自動的にfsckを実行するように設定されています。ただし、深刻な問題がある場合は手動で実行する必要があることもあります。

Q. fsckの実行にはリスクがありますか？

A. fsckの実行には一定のリスクがあります。特に、マウントされているファイルシステムに対して実行すると、データ損失や破損を引き起こす可能性があります。そのため、重要なデータのバックアップを取ってから実行することが推奨されます。また、可能な限りアンマウントされたファイルシステムに対して実行するべきです。

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