lsattr

エルエスアトリビュート（ファイルシステム操作）

意味ファイル属性の表示

lsattrとは？

lsattrコマンドは、Linuxファイルシステム上のファイルの拡張属性を表示するために使用します。これにより、chattrコマンドで設定された属性を確認することができます。

lsattrの具体的な使い方

ファイルの拡張属性表示

$ sudo chattr +i important_file.txt
$ lsattr important_file.txt

👇出力結果

----i--------e-- important_file.txt

この例では、まずimportant_file.txtにイミュータブル属性を設定し、その後lsattrコマンドでファイルの拡張属性を表示します。

ディレクトリ内のファイル属性一括表示

$ sudo chattr +a log1.txt
$ sudo chattr +i config.ini
$ lsattr

👇出力結果

-----a-------e-- log1.txt
----i--------e-- config.ini
--------------e-- normal_file.txt

この例では、複数のファイルに異なる属性を設定し、カレントディレクトリ内のすべてのファイルの拡張属性を一度に表示します。

lsattrに関するよくある質問

Q. lsattrの出力は何を意味しますか？

A. lsattrの出力は、ファイルの拡張属性を示す文字列です。各文字位置は特定の属性を表し、'-'はその属性が設定されていないことを意味します。例えば、'----i--------e--'の'i'はイミュータブル属性が設定されていることを、'e'はextent形式が使用されていることを示します。

Q. lsattrとlsの違いは何ですか？

A. lsは標準的なファイル情報（権限、所有者、サイズ、更新日時など）を表示しますが、lsattrは特にLinuxの拡張ファイルシステム属性を表示します。これらの属性は通常のlsコマンドでは見ることができません。lsattrは主にchattrコマンドで設定された特殊な属性を確認するために使用されます。

Q. 全てのファイルシステムでlsattrは使えますか？

A. lsattrは主にext2、ext3、ext4、btrfs、xfsなどのLinuxネイティブファイルシステムで動作します。FATやNTFSなどの他のファイルシステムでは、拡張属性をサポートしていないため、lsattrは正常に動作しない可能性があります。使用する前に、対象のファイルシステムが拡張属性をサポートしているか確認することが重要です。

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