jobs

ジョブズ（ジョブ管理）

意味バックグラウンドジョブの表示

jobsとは？

jobsコマンドは、現在のシェルセッションで実行中のバックグラウンドジョブのリストを表示するLinuxコマンドです。各ジョブの状態（実行中、停止中など）とジョブ番号を確認できます。

jobsの具体的な使い方

バックグラウンドジョブの表示

$ sleep 100 &
[1] 1234

$ vim document.txt
[Ctrl+Z]
[2]+  Stopped                 vim document.txt

$ jobs
[1]-  Running                 sleep 100 &
[2]+  Stopped                 vim document.txt

この例では、まず'sleep 100'コマンドをバックグラウンドで実行し、次にvimエディタを起動してCtrl+Zで一時停止しています。その後、jobsコマンドを実行すると、バックグラウンドで実行中のジョブと一時停止中のジョブが表示されます。

ジョブのプロセスID表示

$ jobs -l
[1]- 1234 Running                 sleep 100 &
[2]+ 5678 Stopped                 vim document.txt

この例では、-lオプションを使用してジョブのプロセスIDも同時に表示しています。これにより、各ジョブに対応するプロセスIDを確認することができます。

実行中のジョブのみ表示

$ jobs -r
[1]-  Running                 sleep 100 &

この例では、-rオプションを使用して実行中のジョブのみを表示しています。停止中のジョブは表示されません。

jobsに関するよくある質問

Q. jobsコマンドの出力の意味は？

A. jobsの出力では、各行の最初の数字がジョブ番号、'+'や'-'は現在のジョブと前のジョブを示し、'Running'や'Stopped'はジョブの状態、最後にコマンド名が表示されます。

Q. バックグラウンドジョブとは何？

A. バックグラウンドジョブとは、ユーザーが直接対話せずにシェルの背後で実行されるプロセスのことです。通常、コマンドの末尾に'&'を付けて起動します。

Q. jobsコマンドのオプションは？

A. jobsコマンドには-l（ジョブのプロセスIDも表示）、-p（プロセスIDのみ表示）、-r（実行中のジョブのみ表示）、-s（停止中のジョブのみ表示）などのオプションがあります。

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