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Linux - ジョブ管理

nohup

ノーハップ(システム管理

意味 ログアウト後もプロセスを継続


nohupとは?

nohupコマンドは、ユーザーがログアウトした後もプロセスを継続して実行させるために使用されます。通常、ユーザーがログアウトすると実行中のプロセスは終了しますが、nohupを使用することでそれを防ぐことができます。

nohupの具体的な使い方

ログアウト後も実行継続するスクリプトの実行

$ nohup ./long_running_script.sh > output.log 2>&1 &
[1] 12345
$ exit

この例では、nohupコマンドを使用してlong_running_script.shをバックグラウンドで実行します。標準出力と標準エラー出力をoutput.logファイルにリダイレクトします。最後にexitでログアウトしても、スクリプトは継続して実行されます。

nohupに関するよくある質問

Q. nohupの主な用途は?
A. nohupの主な用途は、ユーザーがログアウトした後もプロセスを継続して実行させることです。長時間実行されるスクリプトやコマンドを、ログアウト後も中断せずに動作させたい場合に使用します。
Q. nohupの出力はどうなりますか?
A. デフォルトでは、nohupコマンドの出力はnohup.outというファイルに書き込まれます。ただし、出力先を明示的に指定することもできます。例えば、'nohup command > output.log'のように指定できます。
Q. nohupとバックグラウンド実行の違いは?
A. バックグラウンド実行(&を使用)は、ユーザーがログアウトすると終了しますが、nohupはログアウト後も処理を継続します。nohupとバックグラウンド実行を組み合わせることで、ログアウト後も継続して動作するバックグラウンドプロセスを作成できます。
Q. nohupで実行したプロセスを終了するには?
A. nohupで実行したプロセスを終了するには、そのプロセスのPIDを特定し、killコマンドを使用します。PIDは'ps aux | grep コマンド名'などで確認でき、'kill PID'で終了させることができます。ただし、適切なシグナルを送信して正常終了させることが推奨されます。

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