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Linux - ジョブ管理

at

アット(システム管理

意味 指定した時間にジョブを実行


atとは?

atコマンドは、指定した日時に一度だけジョブを実行するためのコマンドです。将来の特定の時間にタスクを自動的に実行したい場合に便利です。

atの具体的な使い方

指定時刻の処理実行例

$ at 10:00 PM
> echo "It's 10 PM!" > /tmp/time.txt
> <Ctrl+D>

この例では、午後10時に「It's 10 PM!」というメッセージを/tmp/time.txtファイルに書き込むジョブを設定しています。ジョブの入力が終わったら、Ctrl+Dを押して終了します。

数分後の処理実行例

$ at now + 5 minutes
> echo "5分経過しました" | mail -s "時間通知" [email protected]
> <Ctrl+D>

この例では、コマンド実行から5分後に、指定したメールアドレスに通知メールを送信するジョブを設定しています。

特定の日時での処理実行例

$ at 9:00 AM Jun 15
> /home/user/scripts/monthly_report.sh
> <Ctrl+D>

この例では、6月15日の午前9時に月次レポート生成スクリプトを実行するジョブを設定しています。

atに関するよくある質問

Q. atコマンドとcronの違いは?
A. atコマンドは一度だけジョブを実行するのに対し、cronは定期的にジョブを実行します。atは特定の日時に1回だけタスクを実行したい場合に適しています。
Q. atコマンドのジョブを確認するには?
A. atqコマンドを使用して、現在キューに入っているatジョブのリストを表示できます。
Q. atコマンドのジョブを削除するには?
A. atrm [ジョブ番号]コマンドを使用して、特定のatジョブを削除できます。ジョブ番号はatqコマンドで確認できます。

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