iptables
アイピーテーブルズ(システム管理)
意味 Linuxのパケットフィルタリング
iptablesとは?
iptablesは、Linuxカーネルに組み込まれたファイアウォール機能を設定するためのコマンドラインツールです。ネットワークトラフィックの制御や、セキュリティポリシーの実装に使用されます。
iptablesの具体的な使い方
HTTPトラフィック許可の例
$ sudo iptables -A INPUT -p tcp --dport 80 -j ACCEPT
この例では、ポート80(HTTP)への入力トラフィックを許可するルールを追加しています。-Aはルールの追加、INPUTは入力チェイン、-p tcpはTCPプロトコル、--dport 80は宛先ポート80、-j ACCEPTはパケットを受け入れることを指定しています。
ルール一覧表示
$ sudo iptables -L --line-numbers
👇出力結果
Chain INPUT (policy ACCEPT)
num target prot opt source destination
1 ACCEPT tcp -- anywhere anywhere tcp dpt:http
Chain FORWARD (policy ACCEPT)
num target prot opt source destination
Chain OUTPUT (policy ACCEPT)
num target prot opt source destination
現在のiptablesルールを行番号付きで表示します。これにより、どのルールがどの順序で適用されているかを確認できます。
特定のIPアドレスからのトラフィックをブロック
$ sudo iptables -A INPUT -s 192.168.1.100 -j DROP
この例では、特定のIPアドレス(192.168.1.100)からのすべての入力トラフィックをブロックするルールを追加しています。-s はソースIPアドレスを指定し、-j DROP はパケットを破棄することを意味します。
iptablesに関するよくある質問
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