firewalld
ファイアウォールディー(システム管理)
意味 動的ファイアウォール管理ツール
firewalldとは?
firewalldは、Red Hat系のLinuxディストリビューションで使用される動的ファイアウォール管理ツールです。iptablesの上位層として機能し、ネットワークゾーンの概念を導入してファイアウォールの設定を簡素化します。
firewalldの具体的な使い方
HTTPサービス許可の例
$ sudo firewall-cmd --zone=public --add-service=http --permanent
$ sudo firewall-cmd --reload
👇出力結果
success
success
この例では、publicゾーンでHTTPサービス(ポート80)を恒久的に許可しています。--zone=publicは対象のゾーン、--add-service=httpは許可するサービス、--permanentは設定を永続化することを指定しています。変更を適用するために、reloadコマンドも実行しています。
特定のポート開放
$ sudo firewall-cmd --zone=public --add-port=8080/tcp --permanent
$ sudo firewall-cmd --reload
👇出力結果
success
success
この例では、publicゾーンでTCPポート8080を開放しています。--add-portオプションを使用して、プロトコルとポート番号を指定します。
現在の設定確認
$ sudo firewall-cmd --list-all
👇出力結果
public (active)
target: default
icmp-block-inversion: no
interfaces: eth0
sources:
services: dhcpv6-client http ssh
ports: 8080/tcp
protocols:
masquerade: no
forward-ports:
source-ports:
icmp-blocks:
rich rules:
現在のfirewalldの設定を表示します。これにより、アクティブなゾーン、許可されているサービスやポートなどの情報を確認できます。
firewalldに関するよくある質問
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