id

アイディー（ユーザーと権限）

意味ユーザー情報表示コマンド

idとは？

idコマンドは、現在のユーザーやグループの情報を表示するLinuxのコマンドです。ユーザーIDやグループID、所属グループなどの情報を確認できます。

idの具体的な使い方

現在のユーザー情報

$ id

👇出力結果

uid=1000(user) gid=1000(user) groups=1000(user),4(adm),24(cdrom),27(sudo),30(dip),46(plugdev),113(lpadmin),128(sambashare)

このコマンドを実行すると、現在ログインしているユーザーの情報が表示されます。ユーザーID、グループID、所属しているグループなどの詳細情報が出力されます。

指定ユーザーの情報

$ id username

👇出力結果

uid=1001(username) gid=1001(username) groups=1001(username),4(adm),27(sudo)

特定のユーザー名を指定して実行すると、そのユーザーの情報が表示されます。これは、他のユーザーの権限や所属グループを確認したい場合に便利です。

ユーザーIDのみ表示

$ id -u

👇出力結果

現在のユーザーのユーザーID（UID）のみを表示します。これは、スクリプト内でユーザーIDを数値として扱いたい場合に便利です。

グループIDのみ表示

$ id -g

👇出力結果

現在のユーザーのプライマリグループID（GID）のみを表示します。これは、ユーザーの主要なグループを数値として確認したい場合に使用します。

idに関するよくある質問

Q. uidとgidの違いは何ですか？

A. uidはUser ID、gidはGroup IDの略です。uidは各ユーザーに割り当てられた一意の識別子で、gidはグループに割り当てられた識別子です。これらの数値IDはシステムがユーザーやグループを識別するために使用され、ファイルやプロセスの所有権やアクセス権限の管理に重要な役割を果たします。

Q. groupsの情報は何を示すのか？

A. idコマンドの出力にあるgroups情報は、そのユーザーが所属している全てのグループを示します。最初のグループはユーザーのプライマリグループで、その後にセカンダリグループが続きます。これらのグループメンバーシップにより、ユーザーがシステム上でどのようなアクセス権限を持っているかが決まります。

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