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Linux - セキュリティ設定

chage

チェイジ(ユーザーと権限

意味 ユーザーのパスワード有効期限設定


chageとは?

chageは、Linuxシステムでユーザーアカウントのパスワード有効期限を変更するためのコマンドです。アカウントの有効期限や最終変更日、パスワード変更までの最大日数などを設定できます。

chageの具体的な使い方

パスワードの最大有効期間設定

$ sudo chage -M 90 username

👇出力結果

# コマンド実行後、以下のコマンドで設定を確認できます:
# sudo chage -l username

このコマンドは、'username'というユーザーのパスワードの最大有効期間を90日に設定します。90日後にはパスワードの変更が必要になります。

次回ログイン時のパスワード変更強制

$ sudo chage -d 0 username

👇出力結果

# ユーザーは次回ログイン時にパスワード変更を求められます

このコマンドは、'username'というユーザーに次回ログイン時にパスワード変更を強制します。セキュリティ上の理由や初期パスワードの変更に有用です。

アカウントの有効期限設定

$ sudo chage -E 2023-12-31 username

このコマンドは、'username'というユーザーのアカウントの有効期限を2023年12月31日に設定します。この日以降、アカウントは無効になります。

chageに関するよくある質問

Q. chageの-Mオプションの意味は?
A. -Mオプションは、パスワードの最大有効期間(日数)を設定します。この期間が過ぎるとユーザーはパスワードを変更する必要があります。
Q. 全ユーザーの設定を一度に変更可能?
A. chageは1ユーザーずつ設定します。全ユーザーに一度に適用するには、スクリプトを作成するか、/etc/login.defsファイルを編集して新規ユーザーのデフォルト設定を変更します。
Q. rootユーザーにchageを使えますか?
A. 技術的には可能ですが、通常rootユーザーにはパスワード期限を設定しません。セキュリティ上の理由から、rootアカウントの使用自体を最小限に抑えることが推奨されています。

chageが学べる書籍の紹介

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