diff

ディフ（テキスト処理とシェル）

意味ファイル比較コマンド

diffとは？

diffは、2つのファイルの内容を比較し、その違いを表示するLinuxコマンドです。テキストファイルの変更点を確認したり、ファイルの更新履歴を追跡したりする際に便利です。

diffの具体的な使い方

基本的なファイル比較

$ cat file1.txt
Hello, World!
This is file1.

$ cat file2.txt
Hello, World!
This is file2.

$ diff file1.txt file2.txt

👇出力結果

2c2
< This is file1.
---
> This is file2.

2つのファイルの内容を比較し、違いがある行を表示します。'<'は最初のファイルにのみ存在する行、'>'は2番目のファイルにのみ存在する行を示します。

統一形式（unified format）の比較

$ diff -u file1.txt file2.txt

👇出力結果

--- file1.txt	2023-05-01 12:00:00.000000000 +0900
+++ file2.txt	2023-05-01 12:01:00.000000000 +0900
@@ -1,2 +1,2 @@
 Hello, World!
-This is file1.
+This is file2.

統一形式でファイルの差分を表示します。この形式は変更箇所の前後の文脈も含めて表示するため、より詳細な比較が可能です。'-'は削除された行、'+'は追加された行を示します。

ディレクトリの比較

$ diff -r dir1 dir2

👇出力結果

diff -r dir1/file1.txt dir2/file1.txt
2c2
< This is file1 in dir1.
---
> This is file1 in dir2.
Only in dir2: newfile.txt

2つのディレクトリの内容を再帰的に比較します。-rオプションを使用することで、サブディレクトリも含めて比較できます。

diffに関するよくある質問

Q. diffコマンドの基本的な使い方は？

A. 基本的な使い方は 'diff ファイル1 ファイル2' です。これにより、2つのファイルの違いが表示されます。

Q. diffの出力の '<' と '>' は何を意味する？

A. '<' は最初のファイルにのみ存在する行を、'>' は2番目のファイルにのみ存在する行を示します。

Q. diffで行番号を表示するには？

A. -nオプションを使用します。例：'diff -n file1.txt file2.txt'

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