{category}

Linux - ストリーム制御

2>>

ツーダブルグレーターザン(テキスト処理とシェル

意味 エラー出力を追記


2>>とは?

2>>は、Linuxシェルで使用されるリダイレクト演算子です。コマンドのエラー出力(標準エラー出力)を指定したファイルの末尾に追記するために使用します。既存のファイル内容は保持されます。

2>>の具体的な使い方

エラー出力の追記

$ ls /nonexistent 2>> error.log
$ ls /alsonotexist 2>> error.log

この例では、2つの存在しないディレクトリをリストしようとしています。発生したエラーメッセージが順次error.logファイルの末尾に追加されます。

スクリプト内でのエラーログ追記

#!/bin/bash

echo "スクリプト開始" 2>> script_error.log
ls /nonexistent 2>> script_error.log
echo "スクリプト終了" 2>> script_error.log

この例は、シェルスクリプト内でのエラーログの使用方法を示しています。スクリプトの実行中に発生するエラーメッセージがscript_error.logファイルに追記されます。

標準出力とエラー出力の同時追記

$ echo "標準出力" >> output.log && ls /nonexistent 2>> output.log

この例では、標準出力とエラー出力を同じファイルに追記しています。echoコマンドの出力が先に追記され、その後lsコマンドのエラー出力が追記されます。

2>>に関するよくある質問

Q. 2>>と2>の違いは?
A. 2>>はファイルの末尾にエラー出力を追記しますが、2>は既存のファイル内容を上書きします。2>>を使うと、以前のエラーログを保持しながら新しいエラーを追加できます。
Q. 2>>でファイルが存在しない場合は?
A. 2>>で指定したファイルが存在しない場合、新しくファイルが作成されます。既存のファイルがある場合のみ追記動作となります。
Q. 2>>は標準出力にも使える?
A. はい、標準出力(1)に対しても>>を使用できます。例えば、「command >> output.log」とすると、commandの標準出力がoutput.logファイルの末尾に追記されます。

2>>が学べる書籍の紹介

「プログラミング単語帳」を使って、プログラミングの単語を英単語のように学習してみませんか?
プログラミング単語帳には、Linuxの2>>やawk、2>、&、などのような実務でよく使われる単語が数百以上収録されています。
この書籍には、プログラミングの単語の意味や読み方、単語の使い方がわかる例文などが掲載されており、いつでもどこでもプログラミングの学習ができます。

よく使われる単語にだけ絞って学習することができるので、効率的にプログラミングが学習できます。

1日5分の暗記でプログラミンが身に付く!プログラミング単語帳 公式ストアで発売中!

HTML編、CSS編、JavaScript編、PHP編、Ruby編、その他単語編の6シリーズ分が公式ストアにて販売中です。気になった方はぜひ購入してみてください。


Linuxを学べる「プログラミング単語帳」アプリ

プログラミング単語帳がアプリになりました!Linuxはもちろん、10種類のプログラミング言語の中から、よく使われる単語をスマホで学習できます。

収録単語は2,000単語以上!
現在は、HTML、CSS、JavaScirpt、PHP、Laravel、Ruby、Python、MySQL、Linux、など10カテゴリーの単語帳が1つのアプリに収録されています。

いつでも、どこでも、隙間時間を有効活用して、プログラミングを効率的に学べるので、ぜひダウンロードしてみてください。

2024年7月アップデート情報:「Laravel」カテゴリーが追加されましました!

2024年8月アップデート情報:「MySQL」「Linux」カテゴリーが追加されましました!


関連するそのほかの単語

awk

テキスト処理言語

種類: テキスト操作

2>

エラー出力をファイルへ

種類: ストリーム制御

&

コマンドをバックグラウンドで実行

種類: バックグラウンド実行

rmdir

空のディレクトリの削除

種類: ディレクトリ操作

mount

デバイスをファイルシステムに接続

種類: ファイルシステム管理