>&

グレーターザンアンパサンド（テキスト処理とシェル）

意味出力先を指定

>&とは？

>&は、Linuxシェルで使用されるリダイレクト演算子です。あるファイルディスクリプタの出力を、別のファイルディスクリプタにリダイレクトするために使用します。これにより、出力の向き先を柔軟に変更できます。

>&の具体的な使い方

標準エラー出力を標準出力にリダイレクト

$ ls /存在しないディレクトリ 2>&1 | grep "そのようなファイルやディレクトリはありません"

👇出力結果

ls: /存在しないディレクトリ: そのようなファイルやディレクトリはありません

この例では、存在しないディレクトリに対してlsコマンドを実行し、発生するエラーメッセージ（標準エラー出力）を標準出力にリダイレクトしています。その後、grepコマンドを使用してエラーメッセージをフィルタリングしています。

>&に関するよくある質問

Q. 2>&1の意味は何ですか？

A. 2>&1は、標準エラー出力（2）を標準出力（1）にリダイレクトするという意味です。これにより、エラーメッセージも通常の出力と同じ場所に送られます。

Q. >&は常に2>&1の形で使用しますか？

A. いいえ、2>&1は一般的な使用例ですが、他のファイルディスクリプタにも使用できます。例えば、3>&1は、ファイルディスクリプタ3を標準出力にリダイレクトします。

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