xargs

エックスアーグス（テキスト処理とシェル）

意味引数を構築して実行

xargsとは？

xargsは、標準入力から受け取ったデータを、指定されたコマンドの引数として使用するLinuxコマンドです。これにより、多数のファイルや長いリストを効率的に処理することができます。

xargsの具体的な使い方

ファイル内容の検索

$ find . -name "*.txt" | xargs grep "検索語"

👇出力結果

./file1.txt:この行に検索語が含まれています
./subdir/file2.txt:ここにも検索語があります

この例では、findコマンドでカレントディレクトリとそのサブディレクトリにある全ての.txtファイルを見つけ、xargsを使ってそれらのファイル名をgrepコマンドの引数として渡しています。これにより、全ての.txtファイル内で「検索語」を含む行を効率的に探すことができます。

複数ファイルの一括削除

$ find . -name "*.tmp" | xargs rm

この例では、findコマンドでカレントディレクトリとそのサブディレクトリにある全ての.tmpファイルを見つけ、xargsを使ってそれらのファイル名をrmコマンドの引数として渡しています。これにより、一度に多数の一時ファイルを削除することができます。

引数の位置指定

$ echo "oldname.txt" | xargs -I {} mv {} newname.txt

この例では、-Iオプションを使用して引数の位置を指定しています。{}は入力された各引数（この場合は「oldname.txt」）の位置を示すプレースホルダーとして機能します。これにより、「oldname.txt」を「newname.txt」にリネームします。

xargsに関するよくある質問

Q. xargsの基本的な使い方は？

A. xargsの基本的な使い方は、標準入力からデータを受け取り、それを指定したコマンドの引数として使用することです。例えば、'find . -name "*.txt" | xargs grep "検索語"'のように使います。これにより、findで見つけた全ての.txtファイルに対してgrepを実行できます。

Q. xargsで引数の位置を指定するには？

A. xargsで引数の位置を指定するには、-Iオプションを使用します。例えば、'echo "file.txt" | xargs -I {} mv {} backup/'のように使います。{}は入力された各引数の位置を示すプレースホルダーとして機能します。

Q. xargsの処理を並列化するには？

A. xargsの処理を並列化するには、-Pオプションを使用します。例えば、'find . -name "*.jpg" | xargs -P 4 -I {} convert {} {}.png'のように使います。この例では、4つの並列プロセスでJPEGファイルをPNGに変換します。

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